あこがれの地、養老へ!
ここから電車で20分ほどで養老につく。関東人には意外と近いぞ養老。ローカル線の旅初心者の自分には入門路線として最適ではないだろうか。
乗客を見ていて思ったが、自分の知らない街でもこうやってひとりひとりの人生が営まれているのだと思うと、くらくらする。
近鉄が日常に組み込まれている人。その人から見れば、東急が日常にある自分も、知らない「ひとりひとり」だ。
ひとりで旅していても、考えるのは人のことばかりなり。
そして、とうとう養老駅に到着。なぜここが「あこがれの駅」なのかというと。
この地は「ひょうたん工芸」の中心地なのだ。なぜかと言うと、養老の滝伝説にもあるとおり、湧き水をひょうたんに汲んだらお酒になったということで、いつの間にか「養老といえばひょうたん」ということになったらしい。
で、駅でもその「ひょうたん」をイチオシしている、というわけなのだ。
ひょうたん、ひょうたん、と書いているが、実はこの駅を知ったきっかけは ひょうたんからではない。以前購入した「駅旅のススメ」(杉ア行恭氏著)という本の中でこの駅が紹介されていて、そのたたずまいにすっかり魅了されてしまった。いつか訪れたい、とやはり半身浴をしながら思ったのだった。
ではまたここで駅の様子をたくさん載せるので、つきあってください。
はー。たんのうした たんのうした。ここで帰ってもいいくらい堪能したが、いや、知らない街に来てそれはないでしょう。てくてくバックパッカー気取りで街を歩いてみよう。
しかし、ここで所持金が1000円しかないことに気づいた。やばい。岐阜でも大垣でも駅近くにATMが見当たらず、養老で信金くらいあるだろうと思っていたのだが・・・。