鑑賞ポイントと言っても「連続鋼床版箱桁橋」とか工法などの話はおいておいて、もっとキャッチーな歩道橋の魅力を紹介しよう。「キャッチーな歩道橋の魅力」て。キャッチーの意味が分かってるのか。
人は歩道橋に登ると眼下の車の流れなどを見てしまうが、ベテラン鑑賞家は歩道橋の床面を見る。たぶん。
よく見れば思いのほか十人十色なテクスチャ。後に紹介する、マニアが眉をひそめる浮かれた歩道橋においてはファンシーなタイル装飾だったりするが、これらは質実剛健な好感の持てる素材使い。とくに使い込まれてはがれちゃったりしているとぐっとくる。
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