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特集


土曜ワイド工場
 
パン丼と、給食でまずかったやつ

その2:カレー味の酸っぱいもやし

給食でまずかった思い出のもの…
と考えた時、思い浮かぶのはなんだろうか?

私は「カレー味の酸っぱいもやし」である。

だいたい、子供は野菜が苦手だ。
それを肉などでカモフラージュすることなく、ドーン!と突き出される黄色いもやし。見た目からして子供的にNGだったが、しかも驚くべきことに食べるとそれが酸っぱい。

かなり個人的な記憶で語っているため偏見に満ちた意見かもしれないが、しかし周囲を見渡しても「あれが大好物だ」と言う友達は一人もいなかった。

こいつを作ってみよう。


次の食材はコレ、根切りもやし。

野菜が嫌いだったなんてのは、もはや過去の記憶。
酸っぱいはともかく、「カレー」だ。
実は今食べたら案外おいしいんじゃないか?
と思って作り始める。

食材のもやしは、あらかじめ「ひげ」を取ってある根切りもやしを購入。(ひげ取るの時間かかるので。)


まずは水で洗って
鍋で軽く茹でる

水洗いした後、鍋でサッと茹でる。
この時、軽く塩を入れる。

次に、カレー粉、醤油、オリーブオイルなどをテキトーにブレンドして、タレを作る。


各種スパイス

カレー粉をと書いたが実際はカレー粉は使わなかった。
スパイスを組み合わせてカレー粉っぽいものを作る。
そもそもインドにはカレー粉というものは存在しない。
と、「美味しんぼ」に書いてあったからだ。
(そういう影響はすぐ受ける。)

一時期カレー作りに凝っていたので、スパイスの調合はお手のもの。というかコレ実は簡単なのだ。かなりアバウトに入れても充分それっぽい味になる。

今回はターメリックとクミンとコリアンダーを、小さじ半分くらいずつ、それに醤油とオリーブオイルと酢を大さじ一杯くらいずつ入れた。

すると、なんだか妙にうまそうな汁ができた。


おお!うまそう。

そもそも味のベースは酢と醤油、すなわち酢醤油だ。
そこにクミンなど、カレーを構成するスパイスの香りがブレンドされ、すごく美味そうなオーラを放っている。


ほれ、どうだ。

思わずかみさんにも香りを嗅いでもらい、自慢する。

このうまそうな汁を、ほぼ無味であるもやしに絡めるのだから、まずいわけがなかろう!


茹でたもやしにタレを絡める

カレー味の酸っぱいもやし、完成

高まるテンションの中、2品目の「カレー味の酸っぱいもやし」が完成。

これもまた、味の感想などは最後に回し、
次にもう一品、まずい思い出の料理を作ってみたい。



 

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