最初のトラップ。おつまみが奇数
乾杯も終わり、腰低会の皆さんの話題は「好きな色」に移った。
三土さんは汚れの目立たない色が好きで、鶴久さんは「子供みたいですけど、赤とか青とか」、鹿野さんは「すみません、特にないんです……」と恐縮し、白石さんは「原色よりは緑とか紫とか…」。
と、盛り上がっている所に割り込む様にして、見守る会からの最初のトラップが仕掛けられた。
店員さん「お待たせしました。つくねです」
おつまみを注文しておいたのだが、本数が3本。4名に対し3本のつくね。
この危機的状況を腰低会の皆さんはどう乗り切るのか? 固唾を飲んでモニターを見つめる腰低会を見守る会のメンバー。
鶴久さん「どうしましょうかね、これ?」
鹿野さん「ジャンケンはやめましょうね」
白石さん「串からはずして、取り分けましょう」
三土さん「そうですね、4の倍数で分ければ、何とか」
鹿野さん「じゃあ、僕がやっちゃっていいですか?」
白石さん「どうぞどうぞどうぞ」
話はまとまり、鹿野さんと三土さんにより、つくねが4の倍数で取り分けられた。
開始から16分36秒。つくねトラップ、見事にクリアである。
立て続けに、おつまみが奇数
続いてのトラップはししゃも5本。
1人1本づつ食べると1本余ってしまう。かといって、ししゃもを取り分けるのは難しい。
どうする? 腰低会。
鶴久さん「今度は5匹ですね」
白石さん「…レ、レモンかけますね」
鹿野さん「…ええ、お願いします」
三土さん「……」
その後、各自がししゃもを1本ずつ食べ切るまでに要した時間が約17分。そして、1本だけ残ったししゃも。この処理が問題な訳だが、この危機を乗り切ったのは三土さんだった。
三土さん「すみません、私、食いしん坊なもんで、これ、食べます」
一同「どうぞどうぞ」
開始から31分07秒の出来事だった。
ししゃもを1本残す腰低があれば、逆に残ったししゃもを食べる腰低もある。
見守る会から自然と拍手が起こった。 |