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特集


フェティッシュの火曜日
 
1万円のカレー
 
おいしくてパクパク食べてしまった
伝票


月の小遣いの1/3を使う

ちょうどおなかがすいていたこともあり、10分ぐらいで食べ終わった。

林 「あっというまに食っちゃったね。」
熊 「カレーですからね。」
林 「………カレーだしなあ…」
熊 「ちょっと、はやすぎましたね………」

もうちょっと時間をかけて食べてもよかったのでは、と二人とも思っている。1万円を10分って。1分1000円だ。僕の人生にそんな時間がやってくるとは思わなかった。

そして伝票が運ばれてきた。ぴったり2万円。そして今回の企画のポイントは、二人とも自腹ということである。自腹で1万円のカレーを食べてこそ、わかることがあるのではないか、というねらいである。

とはいうものの、1万円を差し出す僕らの顔はややこわばっていた(熊くんの小遣いは月3万である)。

ふたりともカメラ目線で代金を支払います。
「北の国から」みたいになってますが。
二皿目。焼きカリー
二杯目でも美味しそう
食べ終わったら次の店へ


じゃあ、カレーでも食べて帰るか

ずいぶん早く終わってしまったのでカレーミュージアムのほかのカレーを食べて帰ることに。熊くんのいつものコースである。まずは人気店舗 伽哩本舗のやきカレーを選ぶ。

熊 「ここ、オープン時は大人気で2時間待ちとかだったんですよ。雪の日なのに」
林 「2時間待ってたの?」
熊 「いや、あきらめて近所のココイチに入りました」

さっきから同じような話をしているような気がする。けっきょくココイチの話だ。そういえば彼はアメリカ滞在中、PDAにココイチのトッピングの値段表を入れていた。アメリカにココイチないのに。恋人の写真が入ったペンダントを見る船員のようだ。

熊 「いや、ハワイにあるんですよ!行ったんですが、同じ味でした!」

あるのかよ。しかも行ったのか…。

熊 「奥さんといったんですが、なぜかずっと黙っていました。」

奥さんが黙っていたのがいつまでも笑い話であるといいなあと思った。

さあ!日常の闇は見ないようにして、次のカレーに進みます。

 

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