陸の孤島・つくば
つくばというところは、
・国の研究機関が数多くあったり
・大学があったり
・1985年に科学万博が開かれたり
と、それなりに文明が発達した場所なのだが、
なぜか交通面では大変不毛な土地だった。
鉄道はなく、最寄り駅までバスで30分かかる。
そこに鉄道を引く計画は何十年も前から持ち上がっていた。ちょっと調べてみたところ、昭和60年には「都市交通対策上、常磐新線の緊急な整備が必要」と運輸政策審議会で位置づけられている。(当時は常磐新線と言っていた。)その後、平成12年完成予定という計画が立てられたが、いっこうにできる気配はなく、
「本当にできんのか?」
と住民の誰もが思っていたところ案の定できず、予定は平成17年へと延長された。それでもやっぱり
「本当にできんのか?」
という疑念は消えなかった。まったく何も無いところに電車が来る姿を想像することはそれほど難しかったのである。
本当にできた!
それが今年の8月24日、ついに完成した。
ゼロから線路を敷いて電車がやって来た。
それは今まで桶で水を汲んで来なければならなかった場所に、水道が引かれたようなものだ。蛇口ひねれば水が出るよ!!文明がやって来た!
現在私はつくばを離れ、長崎に住んでいるが、このニュースを聞いて乗らないわけにはいかなかった。
ということで、9月の連休を利用して乗りに行ってきた。
(別名・帰省とも言う)
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