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特集


ひらめきの月曜日
 
ふやけ麺を堪能する

通常の状態をチェック

それにしても、ふやけを目的としない場合の3〜5分など、本当にあっというまだ。今までこの「待つ」時間が長く感じられて仕方なかったのだが、一体なにを急いでいたというのだろう。

ふやけは、人の気持ちを大らかにさせる効果もある。心に余裕がなければ、我々はふやけた麺さえも食べることが出来ないのだ。時間に追われる現代人こそ、たまにはふやけを体験すべきではないか。…つい、そんなことさえ思ってしまった。

ではまず、ふやける前(出来たて)の状態をチェックしてみよう。

残業中によくお世話になった、スープパスタ
カップヌードル。元祖です
塩らーめん。まだ汁がたっぷり
赤いきつね。揚げの大きさがすごい
背脂とんこつラーメン。ネギの量が素晴らしい

味の変化を見るために、それぞれ本来の「出来たて」といわれる時間で食べてみた。

さすが、である。メーカーの皆さんが苦心して作られただけあって、麺の硬さ、スープの味など、どれも本当に素晴らしい。

とんこつラーメンなど、スープのコクや麺の硬さが、ビックリするくらいお店の味に近かった。ほんの味見のつもりだったのに、思わずズルズルと食べてしまったくらいだ。

 

ふやけスタート

さあ、今回の実験は、ここからが本当のスタートと言っていいだろう。とにかく麺を放置する。食べたくなるのをグッと我慢し、麺のことなど忘れたフリをして1日を過ごす。

うたた寝をしたり、DVDを見たり、洗濯をして、それを干したり…。その気になれば、目の前の麺を忘れることなど簡単だった。しかも、待てば待つほど味の変化が期待できるのだ。いくらでも待てる。ああ、待つともさ。

 

さあ、焼きそばもふやけスタート
30分後。麺が膨張しております

焼きそばを忘れてた

汁のある麺は、ただ放置させておけばよいのだが、問題は焼きそばだ。さすがにお湯を入れたまま何時間も放置させておくことは出来まい。

そこで焼きそばに関しては、汁のある麺とは別に「ふやけ」を観察することにした。

まずは、お湯を注いで3分経った状態で中をチェックしてみる。…ああ、いつもはこの段階でお湯を捨てていたんだな、と感慨深い。

この時点で味見が出来ないのは残念だが、再びフタをして放置を決め込む。焼きそばにおける「ふやけ」は、ここでしか期待できない。ここが勝負なのだ。

そして30分が経過。フタを開けて驚いた。

麺が極太仕様になっている。全体にこんもりと盛り上がり、ものすごいボリューム感である。お湯の存在などどこにも見あたらないが、念のため流しで容器を傾けてみると、おちょこ1杯に満たない位の量のお湯が出た。

心なしか、いつもより色が薄めです
歯グキでも噛める柔らかさ
 

すっかり冷めた麺とソースは、とても混ざりにくいということが分かった。麺に「もうソースを吸う余力なんて、どこにもねーんだよ」と文句を言われているようで、少々心苦しい。

そして肝心の味だが、なんというか、非常にボンヤリしている。焦点のボヤけた味と言うべきか。丸々と太った麺は口に入れた時点でブツッと切れてしまうわ、味はボンヤリしてるわで、焼きそばに関しては、ふやけは厳禁と言える。

…あ、いや、これは焼きそばに限った話だ。今回の主役はラーメン及びウドンなのだ。あっちの汁物に期待したい。

ではそろそろ、放置していた麺がどうなっているか、見てみよう。


 

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