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特集


フェティッシュの火曜日
 
電車のドア際不動産を評価する

とにかく広い物件をお探しの方へ

よくおいでくださいました。当方自慢の広々物件を厳選してご紹介します。将来お子さんが生まれても大丈夫。ベビーカーもらくらく横付けできますし。

またお一人暮らしで会社と家往復するだけの生活、という方にも、くつろげる背板が作りつけてございますので、通勤時のリラックスをお約束いたしますですよ、はい。

まずはニフティ最寄りのこの路線からご紹介です。

 

京浜東北線


陣取れるのはこれくらい。
(マウスオーバーで専有箇所が表示されます)

FAXで詳細を取り寄せてみました(嘘)。「三角コーナー」といいながらも、図面は四角で。

エルゴノミクスに基づいた出っ張り(か?)

ほら、しりのラインにぴったりです。


快適なので体が全体的にゆるんでいる。気がする。

快適だ。何が快適って、面積も今回調べた中で3位の広さだし、背もたれに出っ張りがついていて、それがちょうどおしりを乗っけられる高さにあるのだ。

どおりで、ニフティに打ち合わせに行く度に途中で激しく眠くなると思ってたら、こんな快適を提供されていたのか。なら仕方が無い。

背もたれがポール状でなく板状であるため、席に座る人とコーナーに立つ人との「ひじ と しり との小競り合い」を平和的に解決できる。

この秀逸な三角コーナーはJRの新型車両にはおなじみのものである。が惜しいことに、下の2路線は背もたれは合格であるものの、面積の点では京浜東北に劣る。

 

 

総武線
山手線


専有面積:647.5平方cm。

計測忘れたが、ほぼ総武と同じと見ていいだろう。

ところでちょっと話はそれるが、JR新型車両に乗るたび、私はある違和感を感じるのだが、皆さんはどうだろうか。

下の写真は、ドアの足元を、なるべくドアの断面がわかるように撮ったものだ。足元に行くにつれてどれだけ手前(つまり車両の内側)に入り込んできているか見て欲しい。


はい、マウスオーバー。


このドアの前に立つと、太いチューブの中にやっと立ってるような錯覚を起こし、落ち着かないことこの上ないのだ。妙な浮遊感を感じ、居心地が悪いのです。

では話を戻して、ふつうに広めの物件をご紹介。

 

東急東横線

オーソドックスな間取り(マウスオーバーで専有箇所が表示されます) 。

最後のは「なぜか おちつく」という意味です。

背もたれはなく、「座るとひじの高さまでの板+ポール」というオーソドックスなタイプだが、まっすぐに区切られシンプルな間取り。奥行きがあるので安心できます。凝った間取りも面白いですが、こういうシンプルなところに人は帰ってくるのでしょう。適当なことを言い続けます。



A5サイズの本も楽に読めて、店子さんも満足のようです。

 

地下鉄半蔵門線


あら長い(マウスオーバーで専有箇所を表示)。

地下鉄なので、日当たりは悪いです。当然です。

寄りかかっていいやら悪いやら。

背もたれが変則的な形。これは座るほうの人の便宜を図ってのことと思うが、立つほうにしてみれば中途半端この上ない。

でもまあ、ポールタイプよりはくつろげそうだ。

京都の町家にあこがれる方は、思わずふらふらとこのスポットに吸い寄せられるに違いない。

 

小田急線

小田急線。実は三角コーナーはすごく狭い。でもなぜここに挙げたかというと、開口部が広いのだ。


奥行きは49cmあるのに、幅が5cm!せまい!

でもドアがでかい。対するコーナーの人と十分住み分けられる。

測ってはいないが、他の路線に比べてあきらかにドアがでかい。1割〜2割はでかいのではないだろうか。このドアのおかげで、お隣さんとの距離が十分取れる。部屋は狭いけどその開放感はプライスレスですよ!

なんだかインチキ不動産みたいな口調になってきたので、先を急ぐ。


 

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