古くてもかまわない!昔ながらの落ち着いた物件を、という方へ
当店では昔ながらの付き合いも大切にしております。多少古くても、畳部屋のような落ち着きが欲しいというあなたにオススメなのが、こちら、「オール・ポール化の家」でございます。
ポール・ポーラー・ポーレストですな。
ちなみに、「稍」は「やや」と読む。競馬をやられる方ならおわかりですね。
ややフル。やや古。今の時代、都心をそうそう古い電車は走ってないので「やや」としたが、古く見えることにはかわりない。
もたれると、尾てい骨が棒にあたり、すごく心もとない。見ると、座っている人はほぼ皆ひじをポールに乗っけているので、各地で日々小競り合いが繰り広げられているだろう。
奥行き14.5cm・幅50cm
西武線の新しい車両は、グレーと青の2色塗りだ。でも前は黄色も黄色、まっ黄色の車両だった。
すごい変遷ぶりだが、何がその間にあったんだろうか。
それはおいといて、三角コーナーだ。ここも3段ポール造りだ。古めの車両は総ポール造り。が、西武のは一番上のポールがわずかに手前(立ってる人のほう)に出っ張っている。立たれるのを拒絶しているかのように。
狭いほうが落ち着く!という方へ
さて、そろそろ当社のとっておき物件をお教えするとしますか。蔵出し・激セマ物件でございますですよ。
本当は、いつも乗っている東急池上線の三角コーナーがこのような激セマタイプなのだ。この企画自体、そこから思いついたものだったのだが、この日たまたま乗った池上線はこのタイプの車両ではなかった。
なので、やはりこれも蒲田から出ている東急多摩川線に急遽乗り換えた。
どうですこの狭さ(と胸を張る)。これを「三角コーナー」と言っていいかどうかさえ疑わしいが、私は現にこの狭いところにへばりついて都心に出ているのである。
しかしもっとレアな物件があったのだ!やはり東急で!
私は狭いところが結構好きで、だだっ広いところよりも落ち着くと思っている。
そんなわけでこの取材は楽しかったが、こんなに狭い物件があるとは正直思っていなかった。
世の中には、どんな三角コーナーがあるのだろう。それを確かめてみたくなった。日本中、世界中で、ぼくのくつろぐ場所を探すために。私の心地いい空間を見つけるために。
わざわざ乗りに行くのは疲れるけどな。
皆さんも、地元のはこんな物件だ!というのがあったら、そっと教えてください。