行くぜ！　モモ！

　「散歩　フォーッ」！

モモ
ノリノリなので
このまま外の世界に
飛び出すことにいたしましょう

さすがに僕は
世間体が気になり
あたりを警戒してしまいますが
モモは別におかまいなし

つまりは
こんな感じです。

たしかこれはあまりない絵です。

この時間
確かに街中には犬散歩コンビはかなり多いのですが
犬がこんなことになっているコンビは
他にまったくありませんでした。

僕はすごく恥ずかしいのですが、
モモ的にはこんなことになってるのに
一片の恥じらいもないようです。
むしろノリノリです。

あいかわらずのバカ犬です。

あ、すると
どこからから「キャンキャンキャン」という
犬の鳴き声が
この声は、近所のワンちゃんです。

そしてちょっと進むと
近所のワンちゃんと
犬ＨＧが
ついに対峙してたのでありました！

そして一目見るや
瞬時に犬の異様な様子に気づいた
ワンちゃん

　　「…やばい　やばいって」


明らかに不安そうです。

　「ふ、勝ったわ」

と、どういうわけかなぜかモモは
妙に勝ち誇ったような笑みを浮かべておりましたが、

「やばいわ…　やばすぎよ」

明らかにワンちゃんは怪訝そうで
一緒の犬とは思いたくなさそうな
様子でした。

モモ負けてるよ。

そしてそんな調子でまた進んでいくと
すると今度は、近所の奥さんが

　　「近所　フォーッ！！」

犬のＨＧっぷりに
可愛がりにきてくれました

が確かにその顔には
苦笑いの笑みを浮かべていました。

お、すると続いては
近所で宅配していた
宅急便のおじさんも
ＨＧ犬に
ものめずらしそうに近づいてきてくれました。

　　「宅配　フォー！！」

このおじさんは
モモを見るやいなや
「お、レイザーラモンじゃないか！」と、
その芸名までをも叫ぶリアクションをしてくださいました。
おじさん　フォー。

そんなこんなで
街の人たちの心にも
たしかに鋲を打ち込んだ
犬ＨＧだったのでした！

で
我々はそのまま
ＨＧの彼方へと
旅立っていきましたとさ。

めでたしめでたし。

以上
そんな
犬ＨＧでした！