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特集


フェティッシュの火曜日
 
工場見物

扇島が見える公園。釣り客どころか家族連れまでいる。
溶鉱炉。いちど火を入れると操業停止まで動き続ける。


芭蕉の気分で

京浜工業地帯にある扇島という人工島は島全体が製鉄所という魅力的な場所だが部外者立ち入り禁止だ。工場見物にとっては禁足地のような存在である。迷いの森だ。

隣の東扇島から見物するのが一般的らしいので扇島が見える公園に移動するとそこには見物客がたくさん……

かと思ったら釣り人でいっぱいだった。工場より釣りのほうが人気あるのだろうか。…あるな。

しかし対岸にかすむ巨大な人工島を見物していると。「ああ松島や」みたいな気分になる。

目を細めて工場をみる。あれは溶鉱炉かな。タンクの色がいいですね。あ、クレーンだ。などと盛り上がる。

溶鉱炉、タンク、クレーンをそれぞれ「ツツジ」「カエデ」「ドングリ」とおきかえてもらえれば僕らの興奮が分かると思います。

製鉄所は自前で発電所持っているのだそうだ。どきどきしますね。
宮城さん、釣り人はいいから僕らと工場撮ってください。
ひとつひとつが5階建てのビルぐらいあります。
イガイガのついた球形タンク。僕は悪タンクと呼んでます。


大きいのに単純

別のスポットに移動する途中、巨大なタンクが並んでいたので予定を変更して見物することに。「お、いい川原があるから降りてみよう」みたいなものである。いちいち自然に喩えてしまう自分が嫌だ。

タンクがでかい。ガスタンクもそうなのだが、大きいのに構造が簡単というものに毛穴が開く。

萩原 「石油の備蓄タンクのふたって落としぶたなんですよ」
林・大山 「落としぶた!」

あんなおおきいのに落としぶたとは!煮物かよ。ふたりとも「おとしぶたか…」と口をもごもごさせて堪能していた。

再び次の見物スポットに移動します。

萩原さんは合わせ鏡のように並ぶトラック群を撮っていた。
ユザワヤの倉庫もでかい。非常階段からその大きさを類推できる。
全員がカメラを持っているという不思議な取材。
海底トンネルを抜けて次のスポットへ。次はさらに大興奮の景色が登場します。
 

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