柿生駅行きのバスがやってきた

予定より20分ほど遅れて、柿生駅行きのバスがやってきた。時刻は17時30分。午後5時を過ぎたばかりだというのにあたりはもう真っ暗。

そろそろバス停の時刻表でも、1時間あたりのバスの本数が少なくなってきている。

急がねば。

ついに神奈川県に入る

調布駅を出てすぐ、多摩川原橋バス停を越えたところで、バスはついに多摩川をわたり、神奈川県に入った。

いままさに多摩川を渡って神奈川県に入る！

ひそかにガッツポーズ！（再現映像）

大興奮の車内

あっさり柿生駅着

その後はとくに何ということもなく、順調にバスは終点の柿生駅北口に到着。

ここでもやはり乗ってきたバスの運転手さんにアドバイスを求めたところ、町田駅か市が尾駅行きのバスに乗るのがいいでしょうとのことだった。

市が尾というのはここからさらに南東に行ったところのようだ。町田に行くのは再び東京に戻るような気がしていやなので、市が尾駅をめざすことにした。

するっと市が尾駅着

車内にはフィリピンから来たという男性二人組がいて、「ヤマノ」バス停はどこですか？とあたりの人に訊いていた。詳しく聞くと「早野」バス停で降りたいらしい。地元民でもないのになぜか得意になって案内してしまった。

「日本はさむいね」といいながらその方々が無事に早野で降りると、まもなくバスは市ヶ尾駅バスターミナルに到着した。

時刻は18時40分。そろそろタイムリミットが近づいてきた。

調べると、ここでの最適な乗り換えは、横浜駅西口に向かうバスのようだ。横浜駅からなら選択肢もひろがるだろう。時刻表をみると出発は18時43分。いままさに出そうになるバスに慌てて飛び乗った。

そして何もなく横浜駅に到着

その後はとくに何もなくバスは横浜駅に着いた。強いてあげるとすれば、横浜駅の手前でどうしてもトイレが我慢できなくなり、ムダに「とまります」ボタンを押してしまったことぐらい。

降りたバス停の近くにトイレがなくて、結局横浜駅まで必死で走ることになってしまったのも今ではいい思い出だ。

ようするに降りて失敗したということです。

横浜駅は、きれいであったかくて、甘い匂いに満ちていた。

バス停はどこも寒いので、「あたたかい」というだけで感激してしまう。

バス停は寒く、駅構内はあたたかい。ここから何かがわかるような気もするけれど、今日に限ってはそのことに気がつきたくない。

駅構内にはクリスマスの音楽が流れていた。

幸せそうに寄りそって歩く恋人たち。

ぼくはバス停を探します。

つぎは戸塚駅に行こう

横浜駅からのバスの乗り換えの主な行き先は次の3つのようだ。

1. 鶴見駅
2. 川崎駅
3. 戸塚駅

1と2は、東京へふたたび戻る方向になる。このまま奥へ。3番の戸塚駅を目指していこう。

この時点で時刻は20時。もう本当にそろそろバスがなくってくるころだ。

中央の横浜から3番の戸塚を目指す。