皆さん。今年はいいことありましたか。そうですか、いい年でしたか。私もそこそこいい年でした。
でも、金運がよかったとか、何かに当たったとか受かったとか、そういったわかりやすい「いい年」ではなく、ただつつがなく終わったという意味での「いい年」であったのはいつもどおりだ。
最後の特集くらいは、景気のいいものを一発ブチアゲよう!と、ゴルフトーナメントなどで優勝者に手渡される、栄光の「あのキー」を作りました。ただし、車はついてきません。キーだけです。
(乙幡 啓子)
想定どおりの材料そして作り方
メジャーなプロスポーツの世界は賞品が豪華だ。企業もその広告効果を期待して、気前よく車1台ぽーんとくださる。くださるとき、表彰式でわかりやすいように勝者に手渡されるのが、車のキーのでっかいレプリカだ。
最近の車のキーは電子キーなので、電子な部分が埋まっている頭部はボディと違う材質のようだ(免許ないのでそのへんはふわっと表現)。実際、テレビでの表彰式でも、頭部の黒い電子キーのでかいのが授与されるのを目にする。でもそれだと制作が大変なので、昔ながらのキーを作ることにする。
不安と年末のあわただしさで大変なことに
ここまでできた時点で、どうも「家の鍵」に見えてきてしょうがない。ニフティでの会議のときに他の方にも上の写真を見てもらった。ぜんぜん問題ないですよということなので安心するが、林さんをはじめ、免許を持ってない、あるいはほぼ運転しない方ばかりに聞いたので、多少の不安が残る。が、もう1個別のキーを作る余裕などないので先に進む。
が、何でか知らんが心がどこかに行っており、ふたの開いたままのジェッソをはずみで振り回してしまい、買ったばかりのカーペットにぶちまけてしまう。
自分はけっして不器用なほうではなく、むしろその逆だと思っている。が、どうも考えなしのところがあるようで、このあとも銀スプレーをこれに噴霧するとき、直に手で持って塗ってしまい、左手が銀粉ショーになってしまった。
まあこれは余談だったわけだが、来年はもっとしっかり気をほうぼうに配って生活しようと思う。
で、銀スプレーも乾いたようなので、おリボンをかけて完成だ。
ではさっそく見せびらかして、車もらった気分「だけ」味わいに外出しよう。