寒中水泳の思い出
過去に一度だけ寒中水泳を経験した事がある。左がその証拠写真だ(写真1)。
写真の日付は'89年1月5日、僕が大学1年生の時だった。
当時、水上スキー部というクラブに所属していたのだが、そこに「初滑り」という行事があったのだ。毎年お正月になると新入生は海パン一丁で湖の中へ放り込まれ、水上スキーで湖を一周させられる。写真は「初滑り」を終え、半泣き状態で陸に上がって来た時の姿である。場所は芦ノ湖だったと記憶している。
あれから17年の年月が流れ、36才を目前に控えた今、こうして再びお正月に寒中水泳をする事になろうとは。全く、人生何があるか分からない。
確か17年前は、「初滑り」の後に高熱を出して寝込んだ。今回はそんな事のない様に気合いを入れて臨みたい。
寒中水泳の準備をしよう
この寒空の下、ただ入水するだけではつまらない。やはり形にこだわりたい。
そこで用意するのは赤フンドシだ。赤フンドシをキュッとしめる事で気持ちもグッと引き締まるに違いない。 日本男児の気合いを見せるぞ!セイヤッ!
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事務所の近くにある総合衣料用品店でフンドシを探す。「紳士らくらくパンツ」とか「ゆったりグンゼ」など、比較的お年寄り向けのラインナップを取り揃えるこのお店ならきっとあるはず。しかし見込みははずれ、この店に赤フンドシの在庫はなかった。
「入院用のT字帯ならあるんだけどねぇ」
と白い布を差し出されたが、それはいらない。
「ゆったり」「らくらく」を売りにしているお店だ。フンドシの様にしめ付けるタイプの下着はニーズが少ないのだろう。
そこで困った時の東急ハンズ。
パーティグッズのコーナーにあっさりあった。「無地ふんどし」を840円(税込)で購入。
これで準備は整った。
いよいよこの後、赤フンドシ一丁で冬の海に挑みます。 |