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特集


フェティッシュの火曜日
 
東京でムササビを見た

いた! あわてて撮った写真。中央左の白い点はムササビの眼。じゃなくて遠くの街灯。
仕方ないのでイラストで再現。ほぼ四角。尻尾があったかどうかは憶えてません。


あっさりいた

高尾山駅から薬王院に向かって歩いく。

ギュルルルルル…

ムササビの声がする(取材前にいろいろ調べておいた)。思ったよりも大きな声だ。見上げてムササビの姿を探していると、音もなく四角い影が頭上を横切った。

!! あっさり見てしまった。こんなにすぐいるとは。4ページ目ぐらいで登場してくれると助かったのだが、だって駅を出てまだ10分ぐらいである。帰ってあるある大辞典でも見るか?(この日は日曜日でした)

いや、写真だ。今回はあわてて撮影できなかったが、このペースでムササビに遭遇できれば飛行シーンを撮影できるかもしれない。

気持ちを切り替えて薬王院に向かうことにした。

たこ杉。昼に見たかったよ。
闇のなかに浮かび上がる天狗

こわい

夜の山道を歩いてお寺へ。参道のあちこちには石仏やしめ縄をまいたご神木がある。お寺の境内には天狗の伝説にちなんだ石像があり、霊山としての高尾山を示すものとしてどれもたいへん興味深い。

歩いているときはそう思うように努めた。でもすなおに言おう。怖かった。怖いよ。

だって暗いところでナイトショットで写真撮って、モニターで確認したら天狗がこっち向いてるんだもん。

さらに驚くのが暗闇からときどき人があらわれることだ。山頂から降りてくるようだ。びびりながらも山男風にふるまわなきゃと思って挨拶してみるが、「…んばんは」という超小さい声にしかならなかった。いつも行くコンビニのやる気のない店員の挨拶みたいだった。

 

影と仏像が違う形だったりして。って余計なことを考えて怖くなった。
手すりの柱にヤクルトの文字が!もうなんでもこわく見えるぜ。
 

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