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特集


ロマンの木曜日
 
裸眼会(らがんかい)

名刺交換をする裸眼会
乾杯も顔を近づけて
裸眼会を見守るべつやくさん(視力は1.0)
頭の中で凄くうまいものを想像しながら指差してます

裸眼会スタート

座敷席に案内された裸眼会。席に着き、落ち着いたところでまずは名刺交換だ。
初対面の井上さんと林さんが名刺を交換する。
アンダー0.1の場合、顔から10センチ程度まで名刺を近づければ文字が確認出来る様だ。2人とも名刺と顔の距離がほぼ同じである。

名刺交換を終え、まずは乾杯を交わすメンバーたち。普段よりもみんなの距離が近い。

「ジョッキまでの距離感が掴みづらいんです」
と臼井さん。全員一致の意見なのだろう、メンバーたちが無言で頷く。

 

メニューの字が細かい

テーブルの上に広げられたメニュー。それを前にたじろぐ裸眼会。
メニューの字が小さ過ぎて、かなり顔を近づけないとメニューの確認が取れないのだ。メニューはテーブルに1つしかない。

林「色と形を頼りに、勘でオーダーしましょう」
各自、食べたいものを思い浮かべながら、勘で商品写真を指差していこうというのだ。

林「迷わなくて済むから、楽ですよ」
メニューの字が小さいことも前向きな気持ちでクリアしていく。

林「えっと、これを一つ」
店員「ドレッシングは何になさいますか?」
林「えっ?ドレッシング?」

臼井「私はこれを一つ」
店員「タレですか?塩ですか?」
臼井「えっ?タレ?」

それぞれ、想像の品とのギャップを感じつつ、オーダーを続ける。

林「これも一つ」
店員「えっ?」
林「この、なますを一つ」
店員「……」

ここで後見人のべつやくさんからヘルプが入る。

「林さん、それ、期間表示です!フェアか何かの」

「えっ?」
食い入る様にメニューに近づくメンバーたち。

「あっ、本当だ。期間だ」

店員さんをからかってると思われてはいけない。オーダーはここまでにして、しばしご歓談に入る。


「このなますを…」 「えっ?期間?」


 

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