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特集


はっけんの水曜日
 
歯の限界に挑戦する

余裕だ。

紐部門

逆に歯ごたえの小さいものの方が歯の食い込みが悪く、手ごわいのかもしれない。

そう思って近くにあったビニール袋を食いちぎってみたが、やっぱり難なく食いちぎることが出来た。

よく使います。

紐類はどうだろう。歯を日常的に道具として使う場合、紐が食いちぎれるとずいぶん便利だと思う。そういう点で限界を知っておくことは大切だろう。

ということでまずは荷造り用のビニール紐から食いついていきたい。

お、意外と難しい。
でも切れました。

ビニール紐は細い繊維を束ねて作られている。とにかく歯ごたえがなく歯の中で紐が滑ってしまうので、一気に食いちぎることはできないが、繊維を数本ずつまとめて噛み切るようにして地道に食いちぎることは可能だった。要した時間、約2分。

紐界のプリンス。

限界が見えない

工事用のビニールロープはどうだろう。食いちぎりという行為の限界を知るために行っている検証のはずなのだが、以外にも高いレベルに到達しようとしている。歯という道具のポテンシャルの高さを改めて実感している次第だ。

負けないぜ。
ビニールロープは細かく数えてみると132本の細いロープをこよって作られていることがわかった。細いといってもその一本一本が軽く釣り糸くらいある。ビニール紐とはわけが違う。
演歌歌ってるみたいにも見えます。
こいつは手ごわい。只者ではない。釣り糸1本ならば楽々食いちぎれるのに、たくさん集まるとこれほどまでに丈夫になるのだ。三本の矢の話も今なら頷ける。
ここまで約30分。
もう顎が痛いです。

紐部門の限界が見えた

ひたすらに、ただひたすらに咬み続け、ようやく食いちぎることができた。要した時間、休憩も含めて約45分。ロープを構成する細いアクリル線を1本1本地道に噛み切っていった結果だ。このあたりに歯の限界があるのかもしれない。

最後は実用性を考え、電線に挑戦することにした。



 

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