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特集


フェティッシュの火曜日
 
光る『しり文字』で、難しい字を書く

以前、「花火で、字を書く」という土屋さんの記事を読んだ。火花が散ったフォント。斬新である。

そのとき同じく記事中に、「伊藤さんのしり文字」という言葉があって、そのときは「しり文字・・・」と頭をかすめただけだった、のだが。

「光の出るものをしりにつけて、あの花火のようにシャッタースピードを遅くして撮影したら、光るしり文字ができるのではないか」と、ふと思いついた。そして、専用の装置を作ってまで書いてみることにした。「しり文字」を。

乙幡 啓子

「しり文字用の装置を作りたいんですが」

この言葉を言わなくてはいけないのかと、いつもの東急ハンズの店頭で、私は逡巡した。いや、「しり文字」なんて言わなくていいんだ。単に「電球を、手元のスイッチで遠隔でコントロールしたいんです」でいい、そうだこれでいこう。

そう聞くと、売り場の人は、ちゃんとした「照明器具」の、リモコン関係の売り場に連れてってくれた。いや、そうじゃないんだ。遠隔って、そこまでリモートじゃなくていいんだ。有線でいいんです有線で。えーと、理科の実験みたいなのでいいんですが・・・


逡巡の末、集めた材料。

懐かしの、赤と緑の線のついた電球ソケットなど、しめて1,000円弱。

ワット数とか、必要な電池の数とかは店員さんにだいたいの概要を伝え、軽く計算してもらった。買う前は「配線どうなるんだ?」などとものすごくおののいていた自分だが、よく考えたら単純な構造なのだった。


念のためにくださった「豆電球をつけよう」冊子。
ああ、こういうのあったよね。

こういう配線をしていて好きな作業が、下の写真。ニッパーとかで、芯を切らないようにしながらビニール部分を切り、引き抜く、その瞬間が「ボソッ」というかなんというか、地味な快感だ。


キュッとねじ切って・・・。
ボソッと引き抜く。鳥肌やや立ち。

むき出しにしたコードをつないでいき、最後にハンダ付けを行う。これでだいたいの形は整った。さて、点くかな?


ハンダ付けはもう趣味というか嫁入り道具だ。

 

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