先週、2月9日の朝、ライターの宮崎晋平くんが、心臓発作のため亡くなりました。
近々に飲む約束をしてました。
実は前日、彼から携帯に着信履歴があったのにスルーしちゃってて、「しょーがないなーコールバックすっかなー」なんて思っていたところの、訃報でした。
……へ?
何か、悪い冗談だよねえ。
まじで。
っていうか、まじで?
彼のことは、私が「クイック・ジャパン」(大田出版刊)というカルチャー雑誌の編集部にいたころから知っていました。
当時、19歳の最年少ライターで。
猫背で、目だけ獰猛な小動物みたいで、ちょっと鋭くて、でもやっぱりケンカ弱そうで。まあ今と同じだったんですけれど。
彼がこのサイト、「デイリーポータルZ」で執筆するようになってからは、「大塚さんは先輩ですよ! 同じ道、たどってるじゃないすか!」と逢うたびに、言われてまして。
恥ずかしくて、「オメーの先輩なんかじゃないよ! そう言うの、キモいからヤメてよー!」とかこたえてたんですけど。
そんな彼が、唐突にいなくなっちゃったんです。
なんで。
っていうか、なんで?
でも、事実で。
(text by 大塚 幸代) |