通勤とか通学路で、まいにち同じ信号にひっかかったりしませんか。急いでるのに。
信号につかまるかどうかは基本的には運しだいだ。行ってみて初めて、赤か青か分かる。
でももし信号に時刻表があって、何時何分にどの信号が青になる、とかいうことがあらかじめ分かっていたらどうだろう。
うまくタイミングを選ぶと、途中で出会う信号ぜんぶ青とかいうこともできたりするんじゃないだろうか。
(text by 三土たつお)
新宿通りの信号の時刻表をつくろう
ぼくが自転車での通勤路として使っている東京の新宿通りのばあい、外苑東通りとかの大きな通りとの交差点でいつもひっかかるという印象がある(下の地図参照)。
ストレスのない通勤の実現のために、今回は、職場のある半蔵門から四谷四丁目の交差点まで、新宿通りにあるその間のすべての信号の周期をしらべて、時刻表をつくることにしよう。
そして、ぜんぶの信号を青で通ることを目ざすのだ。
今回調べる新宿通りの地図。1番の半蔵門から18番の四谷四丁目までの信号の時刻表をつくりたい。
出典:国土地理院発行の2万5千分の1地形図「東京西部」 (地図閲覧サービス「ウォッちず」より)
半蔵門の交差点から
そうと決まればさっそく上の地図の1番にあたる半蔵門の交差点から調べていこう。
調べ方はこんな感じ。
・対象とする信号が青〜赤〜青のように少なくとも一周するまでのようすを録画する。 ・録画データを持ち帰って、青になる時刻、赤になる時刻、ふたたび青になる時刻をパソコンに記録していく。
これを18個の信号ひとつずつの信号についてひたすら続けるわけです。超じみちな作業。