透水性舗装のほうは、水をかけるとみるみる地面にしみていく。いっぽうで普通のほうはよくみるような水たまり状態だ。
これだけみると、最初から目が粗い道路をつくればよかったんじゃないか、とか思ってしまいそうだけど、もちろん問題はそんなに単純じゃないらしい。
「透水性舗装は空隙がいっぱい空いている岩おこしのような構造ですから、大変弱いんです」(鎌田さん)
なので、歩道では大丈夫でも、重い車のとおる車道にはなかなか使えなかったらしい。ただ、1990年ごろに丈夫なアスファルトが開発され、透水性舗装の耐久性についても見込みがたってきたとのこと。だったらもう使っちゃえばいいんじゃないでしょうか。
「ただ地面に水がたまるということは、当然下っかわも弱くなるということですから、単純にアスファルトだけの問題というわけにいかなくなるんです。」
なるほど・・。他にもいろいろな問題があり、現在検証していらっしゃる最中とのこと。
この舗装が普及すれば、大雨のときに一気に川が増水したり、といった問題にも効果があるはず。期待しております。
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