2006年6月6日。6が3つも並んだこの日、ホラー映画の「オーメン」がリメーク公開された。映画の中では、6月6日6時に悪魔の子「ダミアン」が生まれたとされ、「666」は悪魔の数字という事になっている。
本当に「666」は不吉な数字なのだろうか?
確かめるため、2006年6月6日6時06分06秒、六本木六丁目六番地に立つ事にした。666666666で「666」が3つ分。不吉も3倍増しである。
「6」が9つ並ぶ時、一体何が起こってしまうのか?
(text by 住 正徳)
早朝の六本木で「6」が並ぶのを待つ
2006年6月6日AM5時30分、六本木六丁目六番地にやって来た。 ここで2006年6月6日6時06分06秒の瞬間を待つ。
六本木六丁目六番地は六本木通りの一本裏手にあった。近くには多くの外国人が出入りするクラブがあって、朝の5時30分だというのに酔っぱらった客でにぎわっていた。そのクラブと反対方向には六本木ヒルズがそびえ立ち、曇天の空にカラスの鳴き声だけが響いている。
なんとなく不吉だ。
普通に出勤しているこのおじさんだって、6が9つ並んだ瞬間に悪魔的なものに変身するかもしれない。油断大敵である。
キョロキョロと周囲を警戒しているうち、6時になってしまった。 ここからは2006年6月6日6時06分06秒の瞬間まで、連続写真でご覧いただきたい。
運命の瞬間まで、残り4分15秒。
迫り来る危機まで、残り2分46秒。
もうそこにある危機まで、残り1分31秒。
後戻り出来ない。あと28秒。
そして、
ついに、運命の瞬間が訪れてしまった。
天変地異が起きてからでは遅い。 急いで近くの竹林に身を潜めた。
その時! 僕の目の前をカップルが通過した。
この後、「666666666」の余波がカップルを襲い大変な事に。 急げ、次ページ!!