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フェティッシュの火曜日
 
あの携帯ゲーム機を手作りで

思いつきのようで工夫がこらされてるのです

続いて本体部分をそれらしくしていきます。容器でいう底の部分、ゲーム機でいうところの十字キーやボタンをつける所が、そのままだとデコボコ多数&容器の種類なんかが書いてあったりするので、さっき切り抜いたスクリーン部分で上手く隠します。


ちょうどいい大きさに切り、
左右を隠す!ちょっとのサイズのズレは気にしない!

続いてマシーンのマシーンたる由縁、十字キー・ボタンの接着。マシーンといっても実際操作出来るわけでは‥とか夢の無いことは言わない!先ほど接着したパネルの部分にバランスよく両面テープで貼っていきます。


一心不乱にボタンを貼る土曜夜の大人たち

このボタンの部分も、最初はカッターでスチロールをひとつずつ丸く切り出していたのが、現在では丸い棒型のスチロールを電熱カッターで切り落としている。ファミコンの四角ボタン(初期型)と丸ボタンのようなものか。100個も作ればちゃんと進化はしていくものです。


「できましたかー?」(34歳男性)
「まだでーす」(34歳男性)

貼り付けたら、もう工作は最終段階。一見ただ容器に穴くりぬいてボタン貼っつけただけに見えるリアルニンテンマシーン、見えないところに一工夫がある。そのままだと容器の特性上、フタ(この場合は上スクリーン)が真っ直ぐ伸びきりはしても、キチンと立ってはくれない。

そのために登場するのが、コードを縛ったりするのに使われるいわゆるビニ帯。針金が芯にあるため角度を付けて固定出来るコレをマシーンの裏に接着します。


この位置に貼ると‥
ビシっと背筋伸ばして立つ!

はい、これでもうほとんど完成。あとは黒ペンで十字キーとボタンを塗り、スピーカーなどを書いていけば、手作りリアルニンテンマシーンの完成です!


スクリーンやスピーカーが歪んでますが、味ってことで。

 

工作教室の皮を被った上映会なのでした

さぁ、マシーンが出来たなら遊んでみよう!会場のTショックには大型スクリーンがあるので、マシーンから覗けばいろんなゲームが楽しめるのだ。

酒徳監督がこの日持ってきたのは、中古ビデオ屋で100円で買ったという光線銃ゲーム用のVHS。核の哀しみを背負う日本を代表する怪獣とか金色の三つ首怪獣とかが登場するやつです。おぉ、マシーンを通して見ると、それ


一応、タイトル隠してみます。
照準を撃て!気分だけでも!

「死ねー!」「よけろー!」みんな夢中です。

この後、監督の代表作(映画の方の)の上映もあってイベントは終了。「上映会の枠からハミ出るような上映会をやりたかったんですよね」というのは酒徳監督の弁。たしかに、見るだけでなく参加できるこうした上映会は身体で記憶に残る。自主映画に全く触れた事のない人が参加すれば相当インパクトを受けるだろう。

実際、映画としてかイベントとしてかは未定だけども子供相手の「わんぱく教室」も考えてるのだとか。ある地方の夏休み明けの自由研究がニンテンマシーンだらけになるかと思うと、ちょっと微笑ましい。

ちなみに監督曰く「次はバラエティ番組で使うようなデカい風船を爆発させる上映会とかやりたいんですけどね」どんな映画を流すんだ、そこで。

君も僕らと対戦しないか?

作るのが面倒な人向けインフォメーションです

容器手に入れるために焼きそば買ったり、合羽橋に行くのが面倒くさい、という人には酒徳工場長の手作り「リアルニンテンマシーン」が高円寺Tショックにて限定発売中です。しかも『リアルニンテンドッグス』『リアルニンテンカート』の映像が収められたVCD(DVDで再生可能)付で500円!山のように新品の容器を買うより効率的です。

また、監督の代表作『クビレンジャーVSアタマイザー5』のサントラCDもTショックほかで発売中。詳しくは酒徳監督の公式サイト『ごうわくタウン』をごらん下さいませー。


Tショック

東京都杉並区高円寺南4-24-11
CHOCOLATE CHIWAWA 内2F

営業時間:
平日16時〜20時
土日13時〜20時
※定休日:木曜日

お問合せ:
TEL:03-5481-3561

 

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