デイリーポータルZロゴ
検索天気地図路線このサイトについてランダム表示ランダム表示


フェティッシュの火曜日
 
踏み切りで窓を開ける人調査

ざくざくだー

満足の行く交通量でさくさく調査を進めていると、まだ数十分くらいしかたたないうちに異変が。

・・・あ、今の車、開けて閉めたー!
発見だ!発見したんだよ!ほら、写真を撮らなきゃ。

慌てて撮った写真がこちら。

 
慌てて撮った
 

結局間に合いませんでした。

しかし、窓を開ける車に出会うことができたのは確かです。それも比較的早い時間に。経験を積んだぶん進歩してるのかもしれません。さらに調査を続ければもっとたくさん見つけることができるのではないでしょうか。期待が高まります。

 
夜になっても調査
 

調査してるうちに日が暮れてきましたが、目視でちゃんと確認ができるのでそのまま調査を続けました。

そしたらまた、窓を開ける車を発見できました。
おー、発見だよ。ほら、写真を、写真だってば!

 
また慌てて撮った
 

また慌てて撮った写真はやっぱり間に合いませんでした。

あーなんだー間に合わなかったよーとか思ってあたふたしていたら、ん?・・・またまた発見じゃないの!よし、写真を、だー、うわー・・・今度は写真を撮ることさえできませんでした。

いやいや写真こそ撮れませんでしたが、立て続けに2台発見するってすごいですよ。やっぱりあれだ、窓を開ける車って探せばいるもんですよ。とりあえず窓を開ける車が見てみたいという思いは達成することができました。満足です。

満足したので2回目の調査はこのへんで終わりにしました。

 

アンケートの結果との比較

前回、1%だった窓を開ける人の割合ですが、2回目の調査により変化があったはずです。アンケートの14%に近づくことができたんでしょうか。

今回調査した車の台数が全部で574台、そのうち窓を開けたのが3台ですから、割り算してみましょう。
・・・あ、あれ?もう一回やってみよう。
・・・ 3 ÷ 574 で、・・・ 0.5%。

あ、前より悪くなってる。

 

電話で聞いてみた

今回の2度に渡る調査で世間的には窓を開けない車が大半だってことがわかりました。しかし、それならばなぜ教習所では窓を開けるように指導していたのでしょうか。そもそも法律ではどうなっているのか。窓を開けないのって取り締まりの対象にならないのでしょうか。

その辺の疑問を解決するべく、警察庁の広報室に電話でお話を伺ってみました。

 
お話を伺う
 

−教習所で窓を開けるように指導されるが、法律ではどのようになっているのか

道路交通法第33条1項に車両等は、踏切を通過しようとするときは、踏切の直前(中略)で停止し、かつ、安全であることを確認した後でなければ進行してはならないとあります。

−安全確認を怠った場合の罰則はどのようになっているか

三月以下の懲役、または5万円以下の罰金、過失の場合は10万円以下の罰金、それと違反点数が2点になります。

−教習所で窓を開けるように指導されるのはなぜか

一般には見ることができない技能要領という警察庁交通局監修の冊子があり、そこで安全確認の方法として窓を開けるようにあります。教習所ではその技能要領に基いて教習を行っています。

−安全確認ができれば窓を開ける方法でなくてもいいのか

はい、窓を開けるのが絶対ではありません。安全確認をしてから進行して頂ければ法律上は問題がありません。

お忙しい中、関係各所に確認をとって頂き、丁寧な対応をして下さいましてありがとうございました。

ドライバーのマナー

窓を開けないことは必ずしも悪いことではありませんでした。踏切を安全に渡れるのならば、窓を開ける方法にこだわる必要はないようです。

しかし、最近では飲酒運転の事故が多発するなどドライバーのマナーがより問われるようになっています。

踏み切りも含め、安全確認をきちんとして車を運転するんだということの再認識に繋がった今回の調査だったと思います。僕はめったに運転しませんが、他人事だと思ってると大間違いですよね。きっとそういうもんですよ。

みなさんも車を運転する際は安全確認に十分ご注意ください。

電車でテンションが上がるのも再確認できました

 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ

 
Ad by DailyPortalZ
 

アット・ニフティトップページへアット・ニフティ会員に登録 個人情報保護ポリシー
©2012 NIFTY Corporation