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ひらめきの月曜日
 
新聞紙で寝ると暖かいのか



新聞紙、実用的です

この時点で、新聞紙内は29℃に達していた。外気が24℃だから、5℃も暑いことになる。

新聞紙、おそるべし。


暖かいというより、すでに暑い

そうこうしているうちに、セロテープの買い出しに行っていた林さんが戻ってきた。

さっそく、新聞紙で体を覆う作業が再開される。


「新聞紙もスゴイけど、セロテープもスゴイ」 なんの型を取っているのか、という図です

ペタペタとテープを貼ったおかげで新聞はどんな風が吹いてもハタめかず、私はすっぽりと新聞に覆われていった。

それにしても暑い。暑すぎる。しかしこの状況で、私のためにテープまで買ってきてもらっている状況で、果たして「暑いからもう止めてくれ」と言えるだろうか。

私には言えない。いや、しきりに「暑い」とは言った。でも「もういいです」とは言えなかった。結局、もう掛けるための新聞紙がなくなり、作業は無事に完了。

…暑い。


ついに30℃到達 そして、放置中

まさか、新聞紙でここまで暑くなるとは思ってもいなかった。すでに汗だくだ。かいた汗が蒸発しないせいか、新聞紙内はちょっとしたサウナ状態である。


まさかの31℃。汗で前髪が額に張り付きました

せっかく大勢で掛けてくれた新聞紙だが、もう限界だ。もう十分だろう。私も野外での新聞紙ライフを堪能できたし、写真もたくさん撮ってもらえた。満足だ。

でも、一応は声を掛けてみましょう。


「あのー、もう止めていいですか?」 「いいですよー」

むっくり。…暑い。 暑いんだよ!

どのみち、あまりの暑さに勢いがついて「ガバッ」と起きることになったとは思うが、「ウォー!という感じで豪快に起き上がってください」とリクエストされたので、なるべく荒々しく起きてみた。

まるで、捕らえられていた野獣が自ら縛りを解いたかのような起き上がりとなったように思うが、いかがだろうか。


ウォー! 涼しいー!

新聞紙を脱ぎ捨てた時の爽快さは未だに忘れられない。外気はヒンヤリと、とても気持ちよく感じられた。それほど新聞紙内は暑かったということだ。

まさか、新聞紙にここまでの保温機能があったとは。

そういえば実家でも、新聞紙で寝ていてうっかり寝返りを打った時など顔が黒くなったものだが、あの時も暑くて汗をかいていたのかもしれない。


気が付くと、外は23℃まで下がってました

予想以上でした

これからの季節、スポーツ観戦や釣りなどの屋外イベントには古新聞を持って行くといいと思います。ちょっとの風でも飛んでしまうので、セロテープがあれば万全です。

…と、そんなことを大真面目に宣伝してしまうほど、新聞紙の威力はスゴかった。さすがに真冬になると効果は落ちるだろうが、それでもないよりはマシだと思う。なんたって、外気より8℃も暖かくなったのだ。

今度、実家で母に毛布を掛けられそうになったら「これで十分暖かいんですよ」と理由を説明して、丁重に断ることにしようと思う。

その後、新聞紙は打ち上げ会場として役立ちました


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