自信は常にゼロ (きっぱり)
あと80メートルという看板も出たことだし、ここまで来たからにはなんとかがっくり石を見て帰りたいところだ。
が、私は一体何を目指して進めばいいのか?
草が少しでも低くなっているところを探して 「一応これが道…かな?」 という感じで歩を進めていく。自信は常にゼロだ。
がっくり石って、この草より低いところに埋もれてたらどうしよう?
鎌が欲しかった。 あと長袖。
この時私が憧れていたのは、「両手に鎌を持った長袖の男」だった。それが憧れの男性像。
藪の中にはところどころ茨が混じっていて、これがまたかなりやっかいだった。固いトゲのついたツルが手足に絡まり、刺さって痛いので強引に引っ張れない。これにはかなり行く手を阻まれた。
茨城は「茨の城」と書くが、なるほどこれは城のようだ。
だもんで、なるべく足を上げ、上から靴で踏みつけるようにして歩いた。
辺りには見たこともないような虫もたくさんいた。(なるべく目を合わせないようにしてた) 上の写真は形状はカミキリにそっくりだが、蜂くらいの大きさで、動きも蜂のように俊敏。たぶんこれ新種だと思う。
そういえば安藤さんもこんな感じのジャングルを開墾してるのだろうか?