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ロマンの木曜日
 
哲学のテーマパーク・哲学堂公園

理想橋

時空岡はそろそろもういい頃合い(飽きた)なので、小さな橋を渡って次のエリアに行くことにした。
ところが、この橋にも理想橋という名前がついている。
理想の彼岸に達する橋らしい。
彼岸といえばぼたもちだなあ、今年の秋のお彼岸には食べなかったなあ、といったことを考えながら、僕は理想の彼岸に達した。


この橋が理想橋。となりの門にも名前がついてた

理想の彼岸ってなんのことだろうか

 

人はみな哲学者である

この日はずいぶん暖かで、秋の終わりと冬の始まりが交差しているような景色で、散歩していても気持ちが良い。
園内を移動しながら物思いにふけるには絶好のコンディションだ。


小さな滝などもあって、ほんとは素敵な公園なのになあ

この公園では、だれでも哲学者っぽく見える

ただ川を眺めているだけなのに哲学者っぽくみえるのだ

 

唯心庭にやってきた

つぎにやって来たのは唯心庭というエリアだ。
世界の根源は精神であるとする唯心論を象徴した区域である。
ディズニーランドでいえばクリッターカントリーといった感じだろうか。
たぶん違うと思うけれど。


また橋だ

そしてこれまた小難しいことが書いてある

 

なお混迷を深める

唯心庭にやってきて、わからなさのピークに達した。
概念の橋を渡って理性の島に行ったのだけど、理性の島は島じゃなかった。
なんなんだ、この中途半端なドッキリは。


理性島はぜんぜん島じゃなかった

鬼もいた

 

直覚径(ちょくかくけい)

頭が混乱したまま次のエリアに向かったのだが、そこへと続く道にも「直覚径」という名前がつけられていた。
「丘上の論理域に達する近道」と書いてある。
これほど難解な道しるべがほかにあるだろうか。
明確に書いてはあるけれど、意味はまったくわからない道しるべだ。
ちなみに僕は、うっかり反対から来てしまった。
この場合、どこに達するのだろうか。


直覚径

唯心庭より丘上の論理域に達する近道を選ぶとするならば、この直覚径を行けばよい。

 

 
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