理想橋
時空岡はそろそろもういい頃合い(飽きた)なので、小さな橋を渡って次のエリアに行くことにした。 ところが、この橋にも理想橋という名前がついている。 理想の彼岸に達する橋らしい。 彼岸といえばぼたもちだなあ、今年の秋のお彼岸には食べなかったなあ、といったことを考えながら、僕は理想の彼岸に達した。
人はみな哲学者である
この日はずいぶん暖かで、秋の終わりと冬の始まりが交差しているような景色で、散歩していても気持ちが良い。 園内を移動しながら物思いにふけるには絶好のコンディションだ。
唯心庭にやってきた
つぎにやって来たのは唯心庭というエリアだ。 世界の根源は精神であるとする唯心論を象徴した区域である。 ディズニーランドでいえばクリッターカントリーといった感じだろうか。 たぶん違うと思うけれど。
なお混迷を深める
唯心庭にやってきて、わからなさのピークに達した。 概念の橋を渡って理性の島に行ったのだけど、理性の島は島じゃなかった。 なんなんだ、この中途半端なドッキリは。
直覚径(ちょくかくけい)
頭が混乱したまま次のエリアに向かったのだが、そこへと続く道にも「直覚径」という名前がつけられていた。 「丘上の論理域に達する近道」と書いてある。 これほど難解な道しるべがほかにあるだろうか。 明確に書いてはあるけれど、意味はまったくわからない道しるべだ。 ちなみに僕は、うっかり反対から来てしまった。 この場合、どこに達するのだろうか。