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ロマンの木曜日
 
世界遺産、の近くにある変わったパン

さよならドリー

引退セレモニーは厳かな雰囲気の中、執り行われた。弟のテリーファンクの登場を待っていたのだが、テリーは最後まで現れなかった。何か事情があるのだろう。出来れば最後にザ・ファンクスの姿を見たかった。会場にいたファンはみんなそう思っていたに違いない。きっと、事情なのだ。仕方ない。

関係者から記念のパネルや盾が贈られた

ワイフも登場。長い時間キスを交わしていたい

引退の10カウント。会場は全員起立

盛大に花吹雪

選手に担がれてリングの周りを一周

帰っていくドリー

さよならドリー


こうして、ドリー・ファンク・ジュニアは45年に渡った現役生活にピリオドを打った。

予想以上に動いていたし、とても元気な姿を見せてくれて嬉しかった反面、やはり25年という月日は誤摩化せず、リングの上に立っているドリーは僕が夢中だった頃のドリーと違っていた。Tシャツを脱がなかったのは、老いた体をさらしたくなかったからかもしれない。

久しぶりに初恋の人にあったら全然変わっててショックを受けた、みたいな心境だろうか。生でドリーの引退試合を見たい。そう思って両国国技館まで足を運んだが、もしかしたら夢中だった当時のまま、ザ・ファンクスを自分の胸にしまっておいた方が良かったのかもしれない。


でも、ドリーの最後を生で見れたって事は凄い事だ。

と、両国からの帰り道、頭の中でずっと堂々巡りをしていました。


 
 
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