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ひらめきの月曜日
 
洞爺湖はサミットで盛り上がっているか

■いよいよサミット会場へ

温泉街を後にして、最終目的地である、サミット会場のザ・ウィンザーホテル洞爺へ向かう。

高級リゾートであるこのホテル、洞爺湖近くの山頂にドーンとそびえ、目立つ存在である。
この立地が「警備上都合が良い」ということもあってサミット会場に決まったということだが、確かに周囲には何もなく、山の上にホテルがあるだけなので、不審者が近づくのは難しそうだ。

今でこそ、このように高級リゾートホテルとして名をとどろかせており、サミット効果もあって予約がいっぱいというこのホテルだが、前身のホテルは経営不調に陥り廃業した過去がある。
その頃は私も含め、北海道民が「負の遺産」という目で見上げていた建物だったりするのだが…。

その後、現在の会社に経営が移り、見事に復活。
やはりこれだけの巨大ホテルが廃業していた間は見ているだけでもせつなかったので、今回、サミット会場になりさらに名を上げたというのは、関係者のみならず、地元の皆さんのうれしさもひとしおではないだろうか。

画面中央、蜃気楼のように見えているのが目的地のホテル。
山道を5キロ以上クネクネと登り…。

かなりゴージャスなザ・ウィンザーホテル洞爺!
普段ゴージャスと関係のない身には迫力。

 

■サミット会場入り

ホテルに到着すると、車止めにはパトカーと北海道警の車が2台。警察官の姿もチラホラ。すでに警備に当たっているのだろうか。

ただでさえ、こんなに豪華なホテルに入るので緊張するのに、警備の人や警察官の姿が見えるので、ますます緊張…。
大理石の中の化石をさがすのが趣味の友人が、いきなり壁や床をジロジロやり始め、ベルボーイの視線が痛い。

宿泊客でなくても、カフェやホテル内のショップを利用する人は入ってもOKということなので、中でお茶をすることに。

広い玄関を抜けてロビーに入ると、豪華な室内にびっくり。
ゴージャスで贅沢だけど暖かさのある内装、広い空間、ロケーション…細部にいたるまで高級感たっぷり。

ああ…、山の上には、こんな世界もあるのね…。

なお前述の、化石さがしが趣味の友人。ずっと柱や壁や床を眺めて化石を探していたのだが、アンモナイトなど大物がゴロゴロしていたそうで、「さすがだ。かな〜りいい石を使っている!」と絶賛していた。そんな視点で見てもゴージャスらしい。

入り口には北海道警の車が2台。
かなり豪華でありつつ、暖かさも感じる広いロビー。
クラシックのBGMが流れている…と思ったらフルートとピアノの生伴奏。 広〜〜〜い窓から洞爺湖が一望できる。
首脳陣が談笑しながら降りてきそうな階段。 ロビーの隅には、ダークスーツにイヤホンの方が直立。
この人は…SP?

 

「なごやかに歓談する首脳陣」な気分。

■首脳気分で…

豪華なホテルのカフェで、生演奏を聞き、おいしいお茶を飲みながらゆったりした時間をすごす。
気分はさながら、各国首脳である。

「うちの内閣、3人ビミョーでさー」「うちなんて国会、ねじれちゃってるもん」

「オレ、このあいだ大統領になったばっかりで、誰にも名前知られてないんだよねー」「えっ、ロシアの君、名前何だっけ」

「そういえば結婚したんだって?おめでとー」「モデル好きだよねー」

「うちの次の大統領、どっちになるんだろうね」

楽しいな、首脳気分。


この人だけは化石探してました。

■首脳気分は満喫しました

観光地やお土産物屋さんでは、ポスターやサミット関連商品が並び、それなりにサミットに対応しているようには見えたのですが、オフシーズンだったこともあって、さほどにぎわっている…という感じはしませんでした。

7月に無事サミットが成功し、その報道で全国的、はたまた世界的に注目が集まり、もっと観光客が来てくれることを祈りつつ、最後に首脳気分で記念写真を撮りました。

実際にやってみると、ちょっとしたコツがいります。皆さんもぜひ。

 
 
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