とにかく、私はだらしない笑顔を浮かべるばかりだったような気がする。だが胸の内では「すげー! すげー!」を連発しまくっていた。勿論「うめー!」も。
やっぱり工場はすごいところだ。
串木野の次なる名物
ちょうどお昼にさしかかり、工場も大きな流れの作業はいったん休みとなる。私たちも工場を出た。
ここで加治木さんが「お昼、食べに行きませんか。串木野だけにしかないラーメンがあるんです」と言う。
え、なんですか? 串木野名物はさつま揚げだけじゃないんですか。食べます食べます。ぜひ食べさせてください。
一番の目的である工場見学を無事に終え、興奮しすぎて半分腑抜けになったような状態で、串木野の街に出た。
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