石、受け取りました。

石、順調に進む

しばらくして石サイトを見た次のランナーざんはわ石川さんが石を取りに来てくれた。石を手に満足げだ。そのまま歩いてお台場まで向かうのだという。外は雨だが大丈夫だろうか。

ランナー石川さんの声「石、置いたのですが派手すぎて見つかったら撤去されないか心配です」

石川さんの投稿によると、歩いてお台場を目指したのだが疲れたので選挙看板の下に置いてきた、という。石が派手だったので置くのがはばかれたようだが、本番はもっと石っぽい石を用意しようと思うので大丈夫だ。とにかく今回は撤去される前に次のランナーが見つけてくれることを祈るしかない。

居場所を見つけたように休む石。

心配をよそに石は最終ランナー林さんに拾われたようだった。

ランナー林さんの声「石を拾うだけなのにどうしてこんなにドキドキするんでしょう」

派手な石を植え込みから持ってくるのは置くとき同様人目が気になるようだ。残りの道のりはわずかだが、この日はもう暗くなってしまったため林さんは石を家へと持ってかえった。

明日はいよいよゴールのカルチャーカルチャーへ到着する予定だ。石も林さんの家で場所を見つけて明日への英気を養っているように見える。

そして感動のゴールへ

次の日、雨の中石を片手に最終ランナーの林さんがカルチャーカルチャーへとやってきた。24時間テレビならば23時間50分くらいの盛り上がりだ。スタンディングオベーションで出迎えた（僕一人だったが）。

とにもかくにも多摩川からみんなの手で運ばれてきたこの石は、今まさに目的を達成したのだ。こんなにうれしいことはない。いや誇張なしで自分の携わった石が遙か遠方でゴールするというのは意味がわからないなりにもどこかうれしいものではないか。この喜びをみなさんにも味わってもらいたいのだ。