デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


ひらめきの月曜日
 
素晴らしき、お麩の世界

スープ吸いまくり

カレーといっても、ボッテリとしたルータイプのカレーではない。「よく汁気を吸う」という特性を生かすには、サラサラタイプの、いやスープタイプのカレーが合うと思うのだ。


煮溶かすだけで、簡単にスープカレーが出来るペースト
もち麩を軽く水で戻したら、スープカレーと合体。
あっという間に完成。
いやぁ、吸った吸った。

こちらの目論見通り、お麩はスープを吸いまくってパンパンに膨らんだ。ちょっと噛んだだけでジュワッとスープが口の中に溢れ出る。

これはいい物を作ったと思ったが、お麩単体でやるべきではないとも思った。今度やる時には他の具も入れてやろう。これからはスープカレーにはお麩だ。あ、コンソメも合うかも。オニオングラタンスープなんてのも良さそうだな…(しばし独り言が続きました)。

 

チャレンジは続く

唯一、袋に食べ方が一切紹介されていなかったのが、この「くるま麩」だ。わざわざ書かなくても食べ方なんてみんな知ってるよ、くらいのものなのだろう。

が、私は知らない。


手作り感あふれるマジック書きがいいですよね。
で、どうやって食べれば?

こういうときはネットに頼ればいいのだろうが、この時はなぜか「自力で食べてやる」と、妙な意地を張ってしまっていた。

そして、その意地の結果がコレだ。


卵と牛乳とバニラエッセンスを混ぜて、
そこにお麩を浸します。

お麩版フレンチトーストを作ろうという試みである。

もしかしたら既にある食べ方なのかもしれないが、その時は「高瀬がまた勝手にメニューを考えたつもりになってるよ」と笑ってやってください。

とりあえず、見た目は合格だと思う。


どこからどう見てもフレンチトーストでしょう?(丸いけど)

が、ちょっと不安もあった。なんだか妙に固いのだ。

さては漬け時間が足りなかったか。それとも、いきなり卵液に漬けたのは失敗だったか。最初はやっぱり水で戻すべきだったろうか。

様々な思いに囚われながら、ナイフで固いお麩をゴキゴキと切った。


まるっきり芯。
か、固い…。

味はいつものフレンチトーストだったが、いかんせん固い。サクサクしたフレンチトーストと思って食べればいいのかもしれないが、どうも脳の切り替えがうまくいかない。

「改良の余地あり」と思いながら、牛乳を少しかけて電子レンジで温めてみた。


だいぶ柔らかくなりました。

どんどん食べたい

めくるめくお麩ワールド、いかがだっただろうか。…って、たぶん私が一番興奮しているような気がする。なんせこれだけお麩を食べたのは人生初なのだ。そして予想以上においしかった。

今まで感心がなかった分、借りを返すように、これからはせっせと食卓に登場させたいと思うが、こういう時に限って小麦粉価格が高騰している。お麩の世界も無事では済まされまい。

当分は、残ったお麩を大事に食べることにしよう。なんたって原材料はほぼ小麦粉オンリーなのだ。工夫次第で、もっといろんな食べ方が出来るんだろうと思う。

今は、それを考えるのが楽しくてしょうがない。

ザ・シンプル。

 
 
関連記事
3世代肉じゃが、しょっぱさ比べ
コーヒーおむすびとバナナの味噌汁
ぎょうざカレーとカレーラーメン

 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.