あらゆる軍艦をとにかくたくさん見られるツアー
軍港めぐりはたくさんの軍艦を眺めた後、また出発したダイエーの裏へと帰って行く。
この軍港めぐり、参加者は年配の方が多いようだったが、軍艦が好きで好きで、というのではなく、観光クルーズの背景がたまたま軍艦だった、くらいの軽さに見えた。だからこんなに平和な雰囲気なのだろう。
左の写真中、中央付近に停泊している軍艦には船体に白線で方眼が書き込まれている。
これは「的」になるための船なのだ。日本の海上自衛隊が開発した兵器をこの船に打ち込んでその命中率や破壊力を検証する。退役した船の再利用だと言っていたが少しせつない。
その他
・甲板の白いカプセル状のものはマシンガン。毎分3000発発射して向かってくるミサイルを打ち落とす ・米軍基地内では映画は500円くらいで見られる。映画の始りには予告編がない代わりに国歌が流れるのでみな起立して歌う ・空母は風上に向かって全速運航していないと戦闘機を離陸させられない。そのため戦闘機は横須賀に入港する前にすべて厚木へ向けて飛び立つ
などなど、軍艦コネタが洪水のようにアナウンスされる。マシンガンとか戦闘機とか物騒な単語が頻出するが現実味がまるでない。
小春日和にきもちのいい海風を浴びながら軍艦に関するアナウンスを聞いていると、なんだか博物館でガラスの向こうの作品を眺めているような気分になる。これがテレビ等メディアを通すとさらに現実味がなくなる。
しかしダイエーの裏には実際に軍艦があるのだ。ふと気付くとでかい鉄の塊が目の前に迫っている。
実物を見るとよくわかります
たくさんの軍艦を一気に見られる軍港めぐり。天気のいい日にはクルーズ船の甲板で海風を浴びながら存分に軍艦を堪能できるので、ファンならずともお勧めです。
ジョージワシントンの入港や基地問題に関しては賛否両論あると思うのだが、いろいろ言う前にまず現地に行ってみるといいかと思います。そこには地元の暮らしがあり、アメリカ人がいて、でかい軍艦がある。その背景にあるさまざまな問題を抜きにしても、でかい軍艦を目の当たりにするとなにか心騒ぐものを感じると思いますよ。
軍艦側から見ると、ダイエーが要塞のようにも見えます。
よこすか軍港めぐり株式会社トライアングル