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はっけんの水曜日
 
10,000人に無料配布!小川港さば祭り

さば汁と黒はんぺんをもらおう

なんだか露店のエリアがおもしろすぎて、なにをしに焼津まできたのか忘れてしまいそうになっている。そうだサバだ。サバを食べに来たのだった。

炭火焼は10,000名分用意されているので、先に300名限定のさば汁に並ばねば。私はさばが好きで、汁物が好きなので、サバ汁はきっと大好きなはず。


露店で遊んでいる間に長蛇の列になっていました。 おばちゃん達の笑顔を見ただけでおいしそうなのがわかる。

さば汁は要するにさばの入った味噌汁なのだが、さばの味噌煮がうまいんだから、さばと味噌の相性が悪いはずがなく、これだけで御飯が食べられそうだ。というかご飯をいれてかっ込みたい。

さば汁をもらって喜んでいたら隣にも行列があったので何だかわからずに並んでみると、こっちでは静岡名物の黒はんぺんを配っていた。こちらも無料なのがうれしい。


型にヘラでなすりつけてつくるみたいです。 ごめんなさい、醤油をかけすぎました。

つくりたて、ゆでたての黒はんぺんは生まれて初めて食べるのだが、わざと厚さを一定にしないでつくってあるため、一口ごとに歯ごたえが違う。

つくっているおじさんが「この形じゃないとだめなんだ」といった意味がわかる気がする。関東で食べる白いはんぺんというよりは、きめの細かいつみれという感じだろうか。うまい。これをあてに焼酎飲んだら最高。

 

メインディッシュの炭火焼さばをもらおう

さあ前菜とスープをいただいたところで、本日のメインディッシュであるさばの炭火焼きをとってこよう。

さばは会場にズラズラっと並べられたU字溝の上で焼かれており、その様子はニュースなどでたまに目にする「○○の長さでギネスに挑戦!」みたいな感じだが、ここでは特にそういう狙いはないようで、黙々と10,000名分のさばが焼かれていく。


どこまでも続くさば。この景色が見たくてここまできたのだ。

一直線に並んだ大量のさばがうれしくて、なんだか無駄に端から端まで往復してしまう。どこまでいってもさばさばさば。


炭火というのがいいですね。

さばを食べに来るのもいいけれど、可能であれば今度はぜひ焼く側で参加したい。炭火の前でずーっとさばを焼いていられるというのもまた楽しそうだなと思った。

 

10,000人と食べるさば炭火焼

いただいた焼きたてのさば炭火焼は、焼いたさばの味がした。

そのままの感想で申し訳ないのだが、味自体は、まあ普通のさば。できれば大根おろしと醤油がほしい。あとビールがあればもう最高(祭り開始時間の都合で車できたため飲めない)。

小川港のさばはノルウェーさばみたいな脂っぽさはなく、筋肉質なさっぱり系のさば。まあ味云々は置いておいて、この普通のさば目当てに10,000人もがここに集まっているという事実がなによりうれしいのだ。


今日集まった人たちは、きっとみんなさばが大好き。 さばを食べながら笑顔になってしまう。

私が幼稚園児だったころ、一年生になったら、富士山の上でおにぎりを100人で食べたいなと思ったことがあったが、富士山の見える場所で、さばを10,000人で食べるのもいいなと思った。

マンボウの重量発表

さて最後になりましたが、この記事の2ページ目にでてきたマンボウ重量当てクイズの正解を発表します。

正解は128キロでした。マンボウって重いんですね。

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