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ひらめきの月曜日
 
甘味料を11種類集めてみた

またやるのか同じ作業を

ぼやきっぱなしで申し訳ないとは思うが、また同じことを10回以上繰り返すことを考えると、さすがにウンザリしてきてしょうがない。でもこの企画を考えたのは他の誰でもない。自分だ。

とりあえず、甘味料を振りかけたリンゴがどうなってるのか見てみましょうか。


ザラメ、かなりいい色になってます
白砂糖も水分がたっぷり。
黒砂糖の頼もしいばかりの黒さよ。
ベターッとしていた水あめが、ここまでサラサラに!

これらをそれぞれ火にかけていく。焦がさないように気をつけながらジューッと焼き続ける。焼いて鍋を洗ってまた焼いて。これを11回。

気持ちが暗くなるほど面倒な作業かと思ったが、これがそうでもなかった。なんたって台所中がリンゴの甘酸っぱい匂いと、砂糖のちょっと焦げたような香ばしい匂いで充満しているのだ。

これはたまらんです。これなら何度やってもいいかもしれないです。


リンゴの水分だけで煮付けていきますと、
徐々にカラメル状に!

いい匂いに助けられ、なんとか全てのリンゴを焼き終えた。


これは隣のコンロで作っていた豚の角煮。こちらも凶悪なまでにおいしそうな匂いを発してます。

では、さっそくご覧いただこう。計11種類の甘味料で作ったリンゴ煮を。


リンゴ4個がこれっぽっちに。見た目の違いがそれぞれ楽しい。

やっぱり手前の皆さんは、人工甘味料のそれとは比べ物にならないほどツヤツヤしており、照り及びネットリ具合が格段に違う。


ザラメ。飴のような素晴らしいテカりっぷり。
白砂糖もここまで茶色く。
黒砂糖は、より黒く。(コクがすごい)
シュガーカット。やっぱり苦くなってしまった。申し訳なかった。
水あめ。上品な甘さに仕上がっていて驚いた。
メープルシロップ。ものすごくサッパリした甘さ。

シュガーカット以外は、どれも甲乙付けがたいほどにおいしい。出来たての新鮮なジャムみたいなものだと思ってもらって間違いないと思う。

使ったリンゴが紅玉だったのも良かった。甘みに負けない酸味が十分に残っており、煮詰め過ぎてないから歯触りも楽しめる。

結局、どれがいいかについては完全に好みの問題になるだろう。こうして食べ比べるから「こっちがいい」とか好き勝手なことを言えるだけで、単品で出されたらどれも喜んで食べてしまうレベルだと思った。


全種類を無糖ヨーグルト、ミューズリーと一緒に混ぜて食べたところ、
素晴らしくおいしい物が出来てしまった(見た目はともかくとして)

残ったリンゴは、アイスに混ぜたりパンに付けたりしてじっくり楽しみながら消化したい。

蟻が寄ってきそうです

「やっぱり本物の砂糖はコクが違う」とか、そういうまとめになるかと思いきや、見事に裏切られる結果となった。人工甘味料は代替品でしかないという先入観は見事に吹っ飛び「すごいなあ」という感想だけが残った。これでカロリーが抑えられるというのだから素晴らしいではないか。それほどまでに、どれもそれなりのおいしさがあった。

気が付くと、疲れはあらかた取れている。これが砂糖の摂取によるものなのか、たっぷりと寝たせいなのかは分からないが、これからも食べ過ぎて気持ち悪くならない程度に砂糖を摂取していきたい。いや、摂取しないと、いつまで経ってもこの甘味料たち棚から溢れたままだ。

それと、食べ比べ企画は5〜6種類くらいまで数を絞ることが大切だな、と思いました。

さすがに11種類は多すぎました。

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