6.「注意」
引き続き漢字シリーズだが、今度は2文字まとめてひとつの顔だ。「注意」。
もう僕のほうは解釈というより、ほとんど言いがかりに近いありさま。
工藤さんもこれには苦労したらしく、えらく端っこ、「意」の「心」部分を顔と解釈。ボカシの大きさはまったく無視しているけど、そう言われてみれば、パンダみたいなタレ目でにっこり笑っている顔に見える。そしてものすごくかわいいぞ。なんだこれ。
工藤案:パンダ。かわいい!
7.立ち入り禁止看板
これも悩ましい1枚。明らかにそこには人がいる。顔がある。でもでも、ボカシがかかっているのは看板全体なのだ。
無理して大きい顔を作ろうとしたけど、そのわりにいまいち大きくなりきれてないし、あんまり顔に見えないし、と中途半端なのが僕。工藤さんは無理せず安全策。
以外にもデジカメは反応してくれませんでした。
工藤案:青いのをファーだと思うとエスキモーに見えてかわいいです
8.イタリア料理店の看板
おそらく今回の最難問だったと思う。イタリア料理店の看板。
しかし僕は自信作だ。僕の解釈は、「b」がまつ毛つきの目、その下に小さく書かれたカタカナの「ラ」がおちょぼ口。ついでに後ろの看板を利用してポニーテールにしてみた。
工藤さんのほうは緑の部分を髪、そして下のほうは赤いから口だろうとのこと。急に髪と色、2つの新しい概念を持ち出してきた。そこまで工藤さんを追い詰めるほどの難題だったということか。
工藤案:目、勝手に描いてないだろうか
9.出入口
唯一、僕と工藤さん、二人の解釈がぴったり一致したのがこれ。「出」のすきま部分が目、「入」が鼻、「口」が口だ。
これはもう他に解釈の余地はないだろう、と思いきやデジカメが斬新過ぎる解釈を提示してきた。やはり機械と人間は分かり合えないのだろうか。
10.公園の、壁(?)
最後はこれ。公園の壁だ。格子模様のおかげで、顔に見ようと思えば、どうにでも見れそうなこの物体。解釈する側の想像力が試されるところだ。
僕は中央のスリットを活かし、鼻に。それにあわせて目口を付けたらなんだかハエみたいな顔になってしまった。
工藤さんは四角いマス目を使ってロボットみたいな顔に。「上に乗ってる棒がポイントなのでは」と思ったそうだが、結局うまく生かせずこんな形に。
工藤案:やわらかいロボット
総評・必要なのは想像力
ということで10件の「コンピューターが考える顔」を見てきたわけだが、「確かに顔だー」と思えるものはなかなかなかった。人間とコンピューターの顔観のギャップ。そんな溝を埋めるために、必要なのは想像力だ。想像の翼を広げれば、顔じゃないものも顔に見えてくる。イマジン。
でも改めて考えると、、別に無理して人間が歩み寄らなくてもいいと思いますね。コンピューターが人間にあわせるべきだと思います。それが技術の進歩です。