ついに銀河プラザへ
銀座の岩手に到着
着いた。とうとう着いた。ちょっと看板でかすぎないかと、なんとなく気恥ずかしさを感じながら、とりあえず店内を確かめてみる。
あ、町のワイン
自分の町でつくっているものが、アンテナショップとはいえ東京で売られているのをみると嬉しくなってしまう。店内はお客さんでにぎやか。なんだかほっとした。
で、雪はどうなんだ
さて本題の雪だるまだ。さあどうなんだ。とけてるのか、とけてないのか!?
きつめにしたはずの梱包が、けっこうゆったりした感じになっている。中身が小さくなって隙間ができてしまったか? やばい、大丈夫だろうか。
大丈夫だった!
よかった。とけてない! 「とけてないですよ」と、安藤さんと喜びを分かち合う。「あれ、3つあるんですね」と安藤さんが言うので、「とけるかもしれないから、予備に1個持ってきたんですよ」とこたえたら、「でもとけるときは全部いっしょですよね」と言われた。ほ、ほんとだ。
善治、銀座に立つ
頭をとりだすと、目と口がとれてしまっていた。もういちど埋め込もうとするのだが、雪がすっかりかたくなっていて、どうしてもくっつかない。
よ、よしはるちゃん?
銀座で呪いの度合いをアップさせる善治。これはいかん。無理して木炭をつけないほうがいいかもしれない。すでに目と口の部分は雪が黒くなっているので、それだけでじゅうぶん顔にみえるはずだ。そうおもって炭をあきらめたのだが、
……
いや、だからといってこのビジュアルはどうだろう。いくらなんでも悲愴感みなぎらせすぎじゃないのか。
予備に持ってきた雪を頭部にして、結局顔のことはすっぱりとあきらめた。
すっかり憑きものが落ちた善治
か、かざってもいいですか
入口のまえですっかり完成させてからいうのもなんだが、岩手からきた雪だるまとして、ここに置かせていただく許可を銀河プラザからもらいたい。
先ほどからわれわれ2人の挙動に目を光らせていたインフォメーションの女性のもとに善治をもっていき、今朝、岩手でつくった雪だるまであることを告げて、飾らせてもらいたいとお願いする。
報・連・相を怠らないインフォメーションの方
結果的に笑顔で快諾いただき、晴れて善治は、いわて銀河プラザの1日マスコットに就任した(と、解釈した)。
岩手からのお土産
雪国に住んでいる人間でも、冬がおとずれ雪が降ると、なぜかワクワクする。銀座をゆく人たちも、雪をみて楽しい気分になってくれるだろうか。
ちょっとステキなひとときでした
小さな雪だるまだったが、子供が嬉しそうにさわるのをみたときは、なかなか幸せ気分だった。雪国にお住まいであれば、お土産の雪だるま、カバンにひとつしのばせてどうぞ。
おつかれ善治
いわて銀河プラザ