いい頃合いになりました
そして日没。
前ページから展開が一気に飛躍したが、この間に特筆すべきことは何もない。原宿にはおしゃれな若者がたくさんいるので、それに耐えられなくてネットカフェに引きこもっていただけなのである。
それで19:00くらいにまた本殿前に戻ってきたのだが、賽銭箱の最前列はまだ空いていた。来年以降一番乗りしたい方、大みそかはけっこうのんびり家を出ても大丈夫ですよ。
にわかに元旦モード
20:00を少しまわり、ノートPCでプープー時代劇を楽しんでいたその時。何台ものいかつい警察車両が境内に乗り込んできた。そこから見たこともない数の警察官が出てきて、三角コーンで参拝ルートを作り始めた。
いよいよ何かがはじまった感がある。
この選ばれない感じには身に覚えがあるが、一番乗りになれたらそんな呪われた運命も変わるはずだ。
ちなみに撮影クルーは指定された境界線を踏み越えて取材していたので、この後ディレクターらしき人がものすごく怒られていた。
外国人のテンションと感動の君が代
かじかむ指に息を吹きかけ、吹きすさぶ寒風に身をよじりながら待ち続けた。新年はもう間近だ。2列後ろの外国人のテンションが異様で「Whoooo!」「Yhaaaaa!」などと叫び散らす。わけもわからずこっちまでトランス状態である。「Yhaaaaaa!!」(ぼくは叫んでませんが)
5円玉を握る指先に汗がにじむ
晴れて一番乗り
証拠になればと思い動画を撮ってみたのだが、非常にわかりづらい。だが、2009年、ぼくは誰よりも早く明治神宮の賽銭箱に5円玉を投げいれた。これはまぎれもない事実だ。だからなんだ、といわれたら困ってしまうのだけれど。
一番乗りになることに集中しすぎて、うっかり願い事を忘れてしまった。しかし何せ一番乗りなので、通常よりは多めにご利益をいただけるのではないかと密かに期待している。