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土曜ワイド工場
 
飛行機日食を観測しよう

うおおおー(すぐ横を影が通り過ぎた瞬間)。

日を改めました

おはようございます。前のページまでと服装が変わっているのは2日目だからです。今日もよろしくおねがいします。

なんとしてでも飛行機日食が見たくて今日は朝からやってきたのだ。昨日の観測経験から、午前中の方が太陽の位置的に影が通る場所が陸地よりで動きやすいことがわかったから。

それから飛行機日食を観測する上で注意すべき点がいくつかわかってきたのでまずご紹介したい。


飛行機日食を見るために

・夢中になって道に飛び出さない

飛行機の影に入ろうと追いかけているうち、うっかり道に出ていたことがあった。日食でもない日食を見るために轢かれると言い訳しにくいぞ。気をつけたい。


ほんと危ないですから。

・太陽をカメラのレンズ越しに覗いてはいけない

僕は正直何度か覗いてしまったのだが、絶対目に悪いです。直前まで飛行機を追いかけて、あとは軌跡を先読みして目を閉じてシャッターを押すか、デジカメのライブビュー機能を使って太陽は直接見ないようにしましょう。

・熱中症に注意

当たり前だが飛行機日食が観測されるのは天気の良い昼間に限られる。熱中症には気をつけましょう(僕は一日やったら頭痛くなりました)。

あまり実践的なアドバイスができないのが申し訳ないのだが、そのくらい「やってみないとわからない」のだ。でもやってみると確実に面白い。はまる。

今日も何機もの飛行機を見送り、飛行機日食が遠い夢かとあきらめかけた頃だった。

いい進路で向かってくる飛行機が一機ある。

これはどうだ。


僕のいる場所めがけて一直線に向かって来てます。

ちょっとずれたか。でも小さく旋回しながら徐々にいいラインを取り始める。

き、来たんじゃなかろうか。



・・・(鼻血)。


見た?今の、見た?

飛行機が僕の上を通り過ぎる時に一瞬だけ周りが暗くなった。つまり影の中に入ったのだ。

これは日食だ。

これはもう日食といってしまっていいだろう(学術的な話じゃないです、気持ち的に、です)。この一瞬のための二日間だった。そう思うと疲れも日焼けも頭痛すらも帳消しだ。


飛行機日食、絶対面白いです

飛行機日食を追うのは本当に面白い。面白いのだが、ものすごい体力勝負だということもおわかりいただけたと思う。あと最後はほとんど運で決まる。

南の島へ日食を見に行くツアーは一年前くらいから予約オーバーの状態らしい。それでも見たい人は船をチャーターしたりしちゃうのだとか。お金と時間のある人はそれもいいだろう。正直うらやましい。

でも運と根性で観測する飛行機日食がもたらす「達成感」は、本家とはまた別の種類の感動があるんじゃないかと思うのです。本物見たことないから予想で話しているわけですが。

もう部分日食では満足できません。

※文中にも書きましたが、カメラのレンズを通して太陽を見るのは目に悪いです。絶対にやめましょう。


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