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チャレンジの日曜日
 
中国の新幹線の寝台車でぐっすり

寝台列車と新幹線の合わせ技だった

北京駅紹介という前振りが長くて申し訳ない。新幹線は夜出発、朝到着ということで、10時間超とはいえそんなに紹介は長くない。おつきあい願いたい。


夜行新幹線上海行き。しかも新幹線らしく16両編成だ。

新幹線らしい椅子が見える。

日本と同じく16両編成だ。1両目から歩いていくと、北京駅にいるというのに新幹線らしい先頭、新幹線らしいシートに、「やっぱり新幹線なんだなぁ」と不思議な気持ちになる。ところが2両目からが違った。


別の車両の入口。よく見ると…

Sleeping Carと書いてある。

寝台車にノートPCを持ち込みゲームで遊ぶビジネスマン。

新幹線にしてSleeping Car!なるほど、だからこそ夜出発、朝到着なんて新幹線を毎晩いくつも走らせているのだ。北京のビジネスマンが朝から上海でミーティング、上海のビジネスマンが北京で朝から営業、それを実現するのが、中国版「銀河」こと高速走行&寝台車の中国新幹線「和階号」なのだ。

車内に入ろう。


まさか新幹線の中がこれとは思いもよらなかった。

寝台車には部屋が10部屋ほどあり、各部屋2段ベット×2ある。
各ベッドにはテレビにハンガーにイヤフォン端子も。

カラオケの映像が流れる。新幹線の寝台ベッドで歌えというのか。

ベッドには花やポットが置かれている。1部屋で1つ。4人でシェア。

部屋はこんな感じ。ベッドは大の字になるとベッドの外にはみ出ちゃうけれど、かといって狭すぎというわけでもない。ついたてはないので、寝相が悪ければ2階に寝ている人が転がり落ちそうな予感。

そんな素敵な部屋をいったん後にして、しばらく探索してみることに。


出発前のトイレ。かなり普通だ。

8号車は食堂車だ。新幹線の食堂車なんて久々にみた気がする。

食堂車のコーナーで働くお姉さんたち。

16両編成の中国新幹線、端の1両だけが座席の車両で、中1両が食堂車、残りは全ては寝台車となっている。それぞれの車両には、洗面所とトイレ、それにカップラーメンをつくるための給湯器が設置されていた。中国らしい新幹線だ。

いろいろ見てたら、「何をしているんだ、写真を撮っちゃだめ」と車掌や食堂車スタッフなどに怒られ追い返されてしまった。なんて一見さんに冷たい中国新幹線なんだ。やむなく一旦部屋に戻り、走り出すのを待った。果たして200km超のスピードで仰向けでもうつ伏せでも寝たことはないが、よく寝られるだろうか。


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