都営三田線西高島平駅
続いての終着駅は西高島平駅だ。 地下鉄の終着駅だが、このあたりは高架になっている。
最初に行った西馬込駅とは違い、西高島平駅は線路の終わりを見ることができる。 駅の先に数十メートルほど高架が伸びているのだが、そのぎりぎりまで高架下のテナントが入っている。 いちばん端の店舗は空き家になっているが、外観から想像するに郵便局だったのかなと思う。
観賞用歩道橋
駅を出てすぐに歩道橋がある。 ここに登ると、線路の端が間近に見ることができた。
ここの線路の端っこは、どういうわけか斜めカットになっていた。 もしかしたらここから線路がカーブする予定でもあったんだろうか、とも思ったが、それにしてはカーブが急すぎる。 謎は残るが、なんとなく謎めいているというのも終着駅としては箔がつくのかもしれない。
都営大江戸線 光が丘駅
最後にやってきたのは、都営大江戸線の終着駅だ。 この辺は今でこそ大規模な団地が建ち並んでいるが、昔は飛行場だったらしい。
すっかり暗くなってきてしまったが、光が丘駅周辺は大変に賑やかだ。 終着駅のわびしさなんて微塵も感じない。 駅に直結してショッピングモールがあるし、若者から老人まで、たくさんの人通りがある。
いづれ無くなる終着駅
大変に都会的で賑やかな終着駅の光が丘だが、大江戸線には延伸計画があり、将来ここが終着駅ではなくなってしまう可能性があるというのだ。 都会の終着駅は、そこからバスに乗り換えてさらに遠くへ向かう人のために賑うという要素もあるため、将来はこの風景が変わってしまうかもしれない。
絶滅のおそれがあります
今日は東京の終着駅を5カ所回った。 ほかにもまだいくつかあるのだが(盲腸線を含めるとたくさん)、東京の地下鉄はほかの路線と相互乗入れが進んで、数が少なくなってきている。 このままそれが進んでゆくと、ひょっとすると終着駅が全部無くなってしまうかもしれない。 それは困ったことだ、と一瞬思いかけたが、電車は便利な方がいいので、終着駅が無くなってもかまわないのであった。