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ひらめきの月曜日
 
誰でもスケボートリックを撮る方法
スケボーを甘く見すぎてるラインナップ。

スケボー以外のものでもトリックに見えるか

スケボーを持って跳ぶだけでトリックを決めてる風な写真を撮ることは出来た。 スケボーなんて一切やらなくても、それらしいポーズさえ出来れば わりかしなんでも決まって見えるものだ。

そこでさらに思うのは、別にスケボーじゃなくても細長い板の形状をしたものならなんでも トリックに見えるんじゃないか。

そう思って用意したのが写真のものたちです。ボーダーから怒号が聞こえてきそう。


候補1:スケボー型に切り抜いた段ボール


左が本物のスケボーです。

最初に試すのは、なんの資料もなくイメージだけでスケボー型に切り抜いた段ボール。 本物と比べてみるとだいぶ違うが、比べるまでもなく出来た時点でちっとも似てないのは分かってた。


しかし跳んでみるとそれなりにそれっぽく。

あんなへにょへにょの段ボールなのに跳べばそれなりにトリック決まってるように見えてしまった。 これは喜んで良いのかどうか。何に対してだか分からないけどなんだか申し訳ない気持ちだ。

安藤さん曰く「きっと僕らがスケボーを知らないからそう見えるんですよ」とのことだが、本当そうだと思います。

候補2:カッターマット

2個目にしてだいぶ遠ざかる。

段ボールはまだ切り抜いたりしてスケボーに歩み寄ってたのに、 カッターマットはもうそのままカッターマット。「スケボーに近いもの」を家で探したとき これぐらいしかなかった。共通点は「平たい」のみ。


もうなんでもいいんじゃないかっていうぐらい見える。

これが普段スケボーをまったくやらない人の恐ろしさか、 あんな四角くて緑のカッターマットでもかなりそれっぽく見える。 おかしい、ただカッターマット持って跳んでるだけなのに。

全てはポーズか、ポーズなのか。

候補3:クイックルワイパーのヘッド部

家の中で最もスケボーっぽいのがカッターマットで、 その次に近そうなのがこのクイックルワイパーだった。 いくらなんでもスケボーを広く捉えすぎだと思う。


僕の思うスケボー。

しかし段ボールもカッターマットもそれなりに決まってるように見えたのだから、 もはやなにを使ったってトリックを決める自信に溢れてる。


かっこいー。

この撮影を通してどんなものでもトリックを決めることが出来る(見せれる)というスキルが身につきました。


抽象的概念としてのスケボートリック

今回の撮影をするにあたって、実際にスケボーのトリックを決めてる人を見て研究とかは 特にしてません。見てしまったら自分の中のイメージが崩れて、 ちっとも決まって見えないと思ったからだ。

「確かこんなだった」というぼんやりとした記憶がスケボートリックを撮る&見るのに重要なのだと思う。 ハッキリ分かってないからこそ、「あーそれっぽいね」と自信を持って(しかし曖昧に)言えるのだろう。

ただどう頑張っても「っぽい」止まりにしかなりません。 当日は安藤さんと二人で「ぽいぽいぽいぽい」言ってました。

ちなみにスケボーは当然私物ではなく知人からの借り物です。 どうもありがとうございました。


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