かち歩きの「かち」は「己に勝つ」という意味
「かち歩き」の存在は数日前に新聞で知った。43kmを飲まず食わずで歩きとおす「かち歩き大会」が都内で催されたという記事だ。
記事によれば、かち歩きの「かち」には歩くことを表す「徒」に加え、己に「勝つ」という意味も込められているらしい。ゴールまで一滴の水を飲むことも許されない過酷なウォーキングである。まさに「己に勝つ」心身が問われる。
調べてみると「かち歩き」は全国各地で行われていて、自治体が催す大会などもあるようである。しかし、残念ながら近いところで日程が合う大会がなかった。
そこで、ひとりでかち歩いて己に勝とうと決意した次第である。
埼玉の実家まで約22kmをかち歩く
さて、問題はどれくらいの距離を歩くかだが、43kmもの距離を飲まず食わずで歩くというのは今の自分の体力・精神力からすると相当キツそうである。己に勝つ前に死んでしまいそうだ。
そこで、現在ひとり暮らしをしている東京都江戸川区の「葛西駅」から実家のある埼玉県三郷市の「三郷駅」まで、約22kmをかち歩くことにした。母親に相談したいこともあるのでちょうどいい。 |