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はっけんの水曜日
 
おもちゃは楽しい

ツイッターおもちゃも

やはり、というかおもちゃの世界にもツイッターが入り込んでいた。
つぶやきを音声で読み上げてくれるぬいぐるみや、LEDの光で宙につぶやきが浮かんで見えるおもちゃなどがあった。



なう

このつぶやきが浮かび上がる装置を発売しているのは「株式会社テンヨー」 という、もともとは手品用品の製造から始まった会社で、 ツイッターのつぶやきのとなりでマジシャンが実演をしていたのが、とても不思議な風景だった。

しょこたんと川村ゆきえさんのとなりで
マジック
ほかにもテンヨーブースでは、世界初
宙に浮く地球儀も

かっこいいのかわるいのか

おもちゃというのは、「かっこいい」とか「かわいい」とか、全般的にわかりやすいものが多い。
そんななかでちょっと首をかしげたのがこれ。
新幹線をひっくり返すと山手線になるというおもちゃだ。
僕が子供の頃にも変身系のおもちゃはあったけど、たとえばそれはスーパーカーが巨大ロボになるといった、かっこよさを感じさせるものだった。

でもこれは、普段お父さんが通勤で使っている電車が、たまにお父さんが出張でつかう新幹線になるというシロモノだ。
たしかに新幹線はかっこいいけれども、それでいいのか。
しかし、このシリーズは大人気らしい。
ほかにもいろんな種類がシリーズ化されていて(こちら)、乗用車から個人タクシーに変身なんて、もうなにがなにやらだ。
でも、楽しいという気持ちも、大変よくわかる。


一見ただの新幹線はやてが
正義の味方のロボットではなく、なぜか東海道線になるという、遠距離通勤のお父さんもよろこぶ変身。すげえな

この企画、よく商品化のOKがでたものだな、と感心した。
さすがバンダイ。

もうひとつ電車系で目についたのは、新幹線ストラップのボタンを押すと、写真が投影されるという、今すぐこれ欲しいぞと思わざるを得ないおもちゃだ。
飲み会で自慢したい。



ストラップなのですが
ぴかっと光ってこの通り

ちびっ子がいなくてもがんばる

冒頭にも書いたが、僕が見物したこの日は、業者の人向けの「大人の部」で、子供の姿はない。
けれども、着ぐるみのキャラクターは一生懸命に働いていた。
子供がいたら大人気なのだろうけれども、今日と明日はプレスのカメラが声をかけるくらいだ。
気の毒だけれど、週末までがんばってください。


「田中さんカメラだって」と言われてた
涼しげな人は暑そうでした
レッツビギン
なぜか台東区も出展


おもちゃメーカー以外にも

おもちゃショーという名前がついているが、おもちゃメーカー以外にも、清水建設やNTTドコモのほか、台東区も出展していた。
台東区のマスコット「台東くん」がゆるキャラとして人気が出たため、キャラクターをプロデュースしているバンダイとのつながりで出展したそうだ。
ほかにも美容にいいシャワーの会社とか、マッサージ器の会社なんかのブースもあって、しかも結構ひと目を引いていた。


マッサージコーナーも人気

おもちゃ買って

大人になって残念なのは、おもちゃを買ってくれる人がいなくなったことだ。
人によっては大人になってもロレックスとかポルシェとかマンションなどを買ってもらう人生を歩むこともできうるが、それと親からおもちゃを買ってもらうこととは、本質的な点で違っている。
親がおもちゃを買ってあげることは、すなわち無償の愛である、と思うのだ。
大人になってしまうと、おもちゃを買ってくれる人がいなくなるということを、僕は子供の頃、知らなかった。

あのパンマンの表面はぼつぼつだった

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