デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


ひらめきの月曜日
 
そこら辺に落ちてるとパンティみたいに見える布選手権

パンティであふれる世界

実際はそうではないのに、あたかもパンティのような振る舞いを見せる様々な布たち。さらなる強者を求めて、ショッピングモールにやってきた。

より騙されやすいアイテムはないか。そう思って探しにやってきたのだが、もっとマクロな視点で気がついたことがある。


この感じ…
もう全体が主張してる

写真を見ておわかりになっただろうか。店で取りそろえている商品全体、あるいは店構えそのものが、もうすでにパンティ的なのだ。

パステルカラーの色づかいや、全体的なヒラヒラ感。そこに並ぶ商品それぞれがパンティではなくても、トータルの雰囲気にパンティ性を見て取ることができるだろう。これは大変な発見ではないだろうか。一度そう気付いてしまうと、もう直視できない。

もちろん、個々の商品にもパンティ化の波はしっかりと押し寄せてきている。


わかりやすい例
やや上級者向きか

例えば左の写真、分類としてはバッグなのだが、もうこれは正直なところ、パンティを元にしてデザインしたと言わざるを得ないだろう。ピンクのレースは言わずもがな、上部中央にリボンのようなものがあしらわれているのも、それっぽさをアップさせる。

「中に物を入れられるパンティ」と言っても過言ではない。「翼の折れたエンジェル」のように、「取っ手のついたパンティ」としてもいいだろう。

バッグに比べて、右のサンダルはやや解釈が難しいかもしれない。心の中でエレメントを抽出してほしい。見えてくるのはパンティワールドだ。


目を細めて見てみよう
服全体がパンティだ

再び服に注目してみよう。このページの冒頭で構え全体がパンティ的になっている店があることを指摘したが、それはもちろん、服のひとつひとつにそういう要素があることに原因がある。

パンティを軸に世界を見てみるとわかる。ヒラヒラフワフワした服は、服全体がもうパンティだ。

赤塚不二夫のマンガ「おそ松くん」に、でかいパンツだけをはいたおっさんのキャラクターが登場するが、原理としては同じことになるだろう。マンガの世界のファッションが知らず知らずのうちに現実化していたのだ。

一旦そう気付いてしまえば、パンツ丸見え状態。先走る気持ちでそう書いてはみたものの、中には今ひとつピンとこない方もいるかもしれない。


これがあれば世界の見方が変わる

そこに潜むパンティ性を、誰にでもわかる形で顕在化させたい。そう思ってちょっとした道具を作ってみた。ここでは仮に「PNTゲージ」と名付けよう。白い厚紙からパンティ状の形を切り抜いたものだ。

気になる部分をトリミング
プリントアウトしてゲージオン

使い方は簡単だ。まず、検証したい写真の中から、ここだと思われる部分をトリミング。そしてPNTゲージの大きさに合わせてプリントアウトする。

あとは写真の上にゲージを乗せれば、世界が見えてくる。下の写真はいずれも普通の服をゲージを通して見たものだ。


たいへんだ
これはたいへんだ

心配になってくる
全てノーパンティなのだが

普通の服に見えるものの中から、パンティ性を切り出すこの方法。こんな風に並べて載せて大丈夫なのかと心配になってくるくらいの結果になってしまった。

パンティ化する女性のファッション。着ている人がどれだけの自覚があるかはわからないが、一度気付いてしまうと着る側も見る側も考えさせられる現実ではないだろうか。

世界からパンティを切り取るメガネとしてのPNTゲージ。身近なものにも適用できる場合もある。


なぜか愛用している布団のカバー
ほら、君はもうパンティなんだよ

実家にあったのをもらってきて使っている布団カバー。黒地に鮮やかな花柄というデザインは、自分で買うならば選ぶことはないだろう。しかし、もらってきてなんとなく使っているうちに徐々に目が慣れて、今ではすっかり違和感なく使っているというものだ。

このカバーの端の部分をゲージを通して見てみよう。そこにあるのは挑発的な模様のパンティではないか。

他にも大抵のカーテンやカバー類は、同様に見えると思う。実のところ、世界はパンティであふれているのだ。続いてはパンティを擬態するものたちの正体を暴きたい。


< もどる ▽この記事のトップへ つぎへ >
 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.