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ひらめきの月曜日
 
そこら辺に落ちてるとパンティみたいに見える布選手権

「擬態する何か」の正体を見極めろ

PNTゲージを使うと見えてくる。様々なもののパンティ性。しかし中には、ゲージを使わなくともそれだけでパンティみたいに見えるものがある。ここではそうした物たちの真の姿をしっかりと見てみよう。

ここでもクイズ仕立てでトライしていただきたい。パンティ擬態クイズである。

当記事の2ページ目で出題したクイズと異なり、全てノーパンティであることは前提となっている。ではそれが何なのか、を見極めていただきたい。


第1問

世界一どうでもいいクイズの第1問目はこれだ。クシュクシュッと丸まった佇まい、そしてシースルーの素材感。ゴムが入っているらしき部分がギャザーになっているのもそれっぽい。

さすがにこの写真だとパンティにしか見えないだろうか。もう少し違った風に見てみよう。


この写真も相当怪しい
完全に広げてもまだ正体不明か

角度を変えても、クシュッとなった状態では失われることのないパンティ性。広げた状態を見ると、やっとのことでパンティではないということがわかるだろう。

それにしてもこれはなんなんだ。パッケージで確認しよう。


「なるほどー!」ってあんまり思えない答え

答えは扇風機のカバー。そう言えば子供の頃、実家にあった扇風機にこういうのがかぶさっていた覚えがある。言われてみれば扇風機に履かせるパンティのようなものでもある。擬態力が強いのも無理はないだろう。

第2問

続いての出題はこれ。ベージュのレースがゴニョゴニョとうずくまっている。出題者である私はこれがパンティではないとわかっているわけだが、にも関わらずそう見えてしまう擬態。

見間違えやすいものの定番とも言えるこのアイテム。日常生活における頻出問題ということだ。ここは確実に見極めたい。


こんな姿であることも
未開封でもファンタジー性は高い

正解は靴下である。これは難問だったのではないだろうか。

テクスチャのパンティ性の高さそのものに加えて、日常生活では何気なく脱いで置いてある状態に出くわすことが多いというシチュエーションも、まぎらわしさに輪をかける。ここで見極めの練習をしたとは言え、今後もドキッとさせられるのは避けがたいだろうというあきらめすら湧いてくる。


最終問題

最後の問題はこの写真。ここまでの出題はアップで撮影した写真だったが、日常生活では「なんだかわからない小さい物がクシュッとなっている」という状態に出くわすわけだ。やや引き気味の写真にすることで、実践性を重視してみた。

おわかりになるだろうか。アップで寄ってみる。


ここまで来ても結構わかんない
僕たちを惑わす正体はこれだ

正解はシュシュ。女性が髪留めとして使うものだ。

単体でも結構な擬態力だが、ボリュームを出すために出題の写真では2つを置いた写真としてみた。こちらもかなりの難問だったのではないかと思う。

このシュシュ、売場でもその力を存分に発揮して私たちを戸惑わせてくれる。


雑貨屋さんのシュシュコーナー
こういうディスプレイでも実力十分

写真に写っているものは決してパンティではない。あくまでシュシュの売場なのだ。

なのに、じっと見ていると照れくさくなってくるくらいの存在感。心の中で「パンティじゃないんだ、パンティじゃないんだ…」と必死に打ち消してみても、理性が追いつかない。


完全にアウト

洗濯機のふちに置いてみると、もう完全にわからない。人間の認識の限界を超えた擬態性がそこにある。クイズ形式のテストで見極める力をつけようとしてみたが、今後も苦戦が続く予感はぬぐえないのだ。

これからも騙され続ける予感

私たちを騙してきた、そこら辺に落ちてるとパンティみたいに見える布たち。同じ過ちを繰り返さないようにするために、様々な角度から検証してきた。

しかし、たどり着いた答えは「きっとこれからも騙されるな」という気持ちに他ならない。思った以上の実力に打ちのめされるばかりだ。

ならばポジティブにそのアクシデントを受容しよう。日常に潜む、不意のドキドキ感。それがパンティでもノーパンティでも、心に起こるさざ波を楽しみたい。

対抗するのではなく、あるがままに受け入れる。これからも自然体でノーパンティたちと向き合っていきたいと思う。


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