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土曜ワイド工場
 
どこからどこまで汐留か

汐留南の端 竹芝通りのはみ出し具合

ゆりかもめと高速道路と新幹線と、さらにモノレールも見渡せる素敵なペデストリアンデッキを進んでいくと
実直オフィス街、竹芝通りに出る。
暑いので早朝7時に撮影に来ているのだが、朝の7時に通勤してくるひとがこんなにいると思わなかった。日本のサラリーマンすごい。えらい。

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汐留の南端

この道路に面して建っているビルは、名前がばっちり「汐留ビルディング」。汐留南の端である。
ただグルメ街の名前は「ハマサイト」。ここではむしろ浜松町側がはみだしているようだ。
100%浜松町キャラの「ハマさん」。全身から滲み出る「ハマ」っぽさ。

 

汐留東の端 海岸通りと汐留川

そのまま竹芝通りを進むと今度は汐留東の端、海岸通りにぶつかる。しかしここで案内図を確認したら、その先にも「汐留」の名を発見してしまった。確かめに行かねばなるまい。

汐留東の端

ここから住所は竹芝。海岸通りを越えて歩いているので、海の上を歩いている気分。
でも汐留っぽいものはみえない。
つきあたりはゆりかもめが通り、やや浮かれ気味の建物だが、汐留ぽくはない。
だいいち、イタリアじゃない。
汐留探しをしてるのに、突然スケールの大きい話に。
船が夏休みの子どもたちをたくさんのせて、伊豆七島に出発していた。いいなぁ。
そして竹芝地域のつきあたりに、すごい形の排水施設。
でも汐留じゃなさそうだ。
元の海岸通りにもどったところで汐留を発見。汐留第二ポンプ所だ。
でも汐留っぽさは特に感じられない。
海岸通りを進むと、右に浜離宮がみえてくる。左に汐留高層ビルエリア
そして、このお堀の名前も「汐留川」なのである。

シオサイトっぽさが微塵もない汐留。汐留川と汐留ポンプ所は、ほぼ唯一残る、旧来の「汐留」なのではないだろうか。

浜離宮の入り口がある交差点で、住所は中央区銀座に。

ん、でもこのビルはどうも汐留っぽいぞ。
やはり。ここにもはみだし汐留を発見。

北の端

汐留ぐるり一周の旅も終わりに近づいてきた。なにせ暑いので活動限界が短い。終わりに近づいたと言いつつ、じつをいうと二日にわけて一周している。
二日目にやってきたのは、北の端だ。ここでおもしろいものを発見した。

おそらく汐留でいちばん気合が入った100%汐留ゾーン。
ふりかえると、昭和通り交差点。ここにある歩道橋なのだが
新橋と汐留を、まさにまたにかけている。
上からみても、つなぎめくっきり。
銀座から、ふりかえる、汐留。

汐留って、やっぱりおもしろい。

新しい名所に敏感な田村家では、これまで東京都庁、お台場フジテレビ、六本木ヒルズ、そしてカレッタ汐留と、それぞれできた年に東京のネオ観光名所として訪れてきたが、汐留だけは、できた当初から他とはちょっと違う風情だった。

なんだかんだ言いつつもその地の顔として定着しつつあるほかの名所にくらべて、なんというか汐留って、あっさりしている。一周してみて抱いたのは、新橋、浜松町というオフィス街、そして浜離宮、築地、銀座という、個性派ぞろいの土地にはさまれて、汐留はそこだけ透明のままでいる、そんな印象だ。いきなりイタリアになってみたりするし。

開発はまだ続いており、はみだし汐留も増えている。これからどんなふうになっていくのか見守ってみたい



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