決勝戦開始
選手の声
簡単にルール説明
それでは決勝戦が始まるまでに簡単に漬け物石カーリングのルールを説明いたします。
漬け物石カーリングは石を転がして円の中に入れるスポーツで、どれだけ中心に近い所に石を置けるかを競います。
一人一投、各チーム交互に繰り返し、全員投げ終えた時点で円に近いチームに石の数だけ点が入り、それを5回繰り返し最終的に点数の多かったチームが優勝となります。
さぁ、いよいよ決勝戦が始まります。
高菜ーず、幸先の良いスタート。
実況:まずは先行、高菜ーずの第一投です。
一投目からいきなり入れてきました。ナイスショットです、山下選手。
1投目からいきなり入れてきた。おぉ、カーリングっぽい。早く俺も投げたいと気持ちがはやる。
なかなか入らない石
それではタクアンズの第一投です。狙いとしてはどういった事になるでしょうか。
そうですね、相手の石に当ててはじき出す。というのも一つの手ですが、かなり隅にありますので普通に円に入れるのが良いでしょう。
非常に惜しい一投でした。投げた後、同じチームの選手がホウキで掃いていましたが、どんな意味があるんでしょうか?
カーリングでは投げた後に滑る先をこすると氷が溶けて距離が変わるのですが、漬け物石カーリングの場合、特に意味はありません。強いて言うなら、応援ですね。
---が、ここから高菜ーず、タクアンズ共に石が円の中に入らない
第一フレーム残すは一投のみ。ここで青い石より内側に入れればタクアンズに一点、外せば高菜ーずに一点と大きな意味を持つ一投です。
みんなの様子を見ていると滑る靴はバランスを保つのが難しく投げづらそうだったので普通の靴でいく。先取点はやれない。手堅く円に入れにいくぞ。
残念ながら石は外れてしまいました。この結果、 第一投で 円に入れた高菜ーずに一点が入ります。
漬け物石は重くてコントロールしづらく、上手く投げたつもりが右にそれてしまった。だが、まだ試合は始まったばかりだ。どうにか逆転を狙う。
膠着状態
---が、その後勝負は膠着状態に入る。膠着状態といえば聞こえは良いが、両チーム石が全く入らない。
滑る靴を履いたり、強弱を付けてみたりと試行錯誤するも入らない。弱すぎると車輪が向きを変えコースアウト、強すぎるとそのまま通り過ぎてしまう。予想以上に難しいぞ、漬け物石カーリング。
---第三フレームを終わって得点は試合開始直後の一投のみ。 もしかしてこのまま試合は終わってしまうのか、という空気が流れる。
対照的な作戦タイム
試合は半分を過ぎて点差はわずかに一点。ですが石が 全く入りません。休憩時間中にどのように修正してくるか各チームの動きを見てみましょう。
実際に体を動かす高菜ーずと策を練るタクアンズ。実に対照的な両チームです。
膠着した状況ですが、嵐の前のような静けさに感じます。後半戦、試合は動きますよ。