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フェティッシュの火曜日
 
故郷とは何かをふるさと公園から探る

有馬ふるさと公園

続いてやってきたのは王禅寺と同じく川崎市にある有馬ふるさと公園。

「続いてやってきた」と書いたが、先の王禅寺では暑すぎて汗だくになり 一旦家に帰ったらそのまま寝てしまったので実は全然続いてない。

そんなことはどうでも良くて、とにかくふるさと公園だ。


王禅寺と同じく石に彫られた公園名。
見た目はいたって普通の公園。

王禅寺に比べれば一見規模は小さい普通の公園。ただ奥の方に森が広がっているようで、 結構緑の深い広めの公園の様子。

 

抽象的にハッキリと禁止

そんな中でもやはり最初に目に付いたのは禁止看板だった。


迷惑になるボール遊び、と幅広いニーズに対応する禁止。
やたら藪に囲まれたところからバーベキュー禁止。

王禅寺ではゴルフ禁止だったが、それもたぶん迷惑なボール遊びに入るから共通項か。 故郷はボール遊び全面禁止というルールが見えてきたかもしれない。

あとバーベキュー禁止の看板は近づけないほど生い茂った場所にあったのは、 おそらくバーベキューがされなくなって数十年は経ってるからだろう。良かったね。

 

謎の穴群が再び

さらに公園内には王禅寺でも見かけた「なにか潜んでいそうな穴」がまた大量に発見。


詩人なら地球の毛穴と言うだろう。

もちろん突っついてみたが、同じように反応がない。相変わらず謎である。

だいたいこういうのは何か潜んでるか、何かが出てきた痕跡だと思うので、 いつも反応がないということは後者だろうか。

ということはセミの幼虫が出てきた穴か!と思いついてワッとなったが、 別にそういうことを調べてるワケじゃないなと我に返った。

 

木製=ふるさと説やはり有力

王禅寺では木製のベンチや遊具が多かったことから、 木製=温もり=ふるさと説を唱えた。

そしてここでも木製のベンチがあった。 いや大抵の公園にはあるけれど。それ以外に木製のブランコがあった。


木製ブランコは珍しいと思う。
故郷を思ってみる(全然思ってない)。

その他のふるさと要素


落とし物がある
広い&緑、虫が多い
どこに続いてるか分からない道がある
懸垂ができる

案外王禅寺と共通してるものが多い印象。立地が同じように里山的な場所だからかもしれない。

 

大森ふるさとの浜辺公園

しかしふるさと公園は緑の濃い場所だけではない。 次の大森ふるさとの浜辺公園はその名の通り浜辺である。


明らかにいままでと雰囲気が違う。
違う。

違いすぎる。

半裸が支配する故郷

浜辺といっても地理的に海沿いではないため、 ちょっとした池みたいなものだろうと思ってた。

しかし実際来てみたらもう思いっきりビーチで、 連日の猛暑もあってか見ての通り半裸の人がたくさんいた。


いままで通り禁止看板から見ていこうとしたが、
どうしても映り込む半裸。

北国生まれの自分にとっては故郷どころかかなり異国。 これを故郷というのはかなり南国系の人だろう。


しかし一人で佇むおじさんもいる。

王禅寺で見かけた「一人でハイキングしてるおじさん」に通じてる。 ふるさとの系統は違えど、こういった細かい部分ではふるさとは共通してるのかもしれない。


景色的には一番合ってたりする。

ふるさとの広場というのがあったが普通の公園だった。
故郷とは普遍的であるという教え。
どちらかというと表情があぶない看板。

木のベンチに書かれていた落書き。
うん暑いね。

その他のふるさと要素


閉園時間がある
広い&池(海)がある
禁止事項いろいろ
木製のベンチ

だんだんふるさとの正体が見えてきたようなそうでもないような。 とりあえず広くてなにかしら禁止されてるところなのは共通している。

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