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フェティッシュの火曜日
 
台湾のデカい龍と光る大仏のお寺

地下で地獄エンディング

龍の足下に入り口がある「十八地獄」。どうやら池の下一帯が地獄ゾーンらしい。おじさんたちの横にある寄進箱に40元をポテポテと入れて入場。このテーマパーク、いやお寺が見せる地獄とはいったい…。


地下に入っていくと鬼に追い立てられる人々のイラストが…。

暗闇に入るとヒッ!地獄の橋と門番!


ゲーリー・グッドリッジどころではないリアル門番!どうやらこの橋を渡ると地獄巡りが始まるよう。薄暗い地獄広場に向かうと、「カチッ」と地獄スイッチの音の入る音がして地獄照明が点灯、その先に見えたものは…


閻魔様(台湾版)による地獄の裁判!その横には…

地獄の処刑マシーン!虎ノコギリ、て仮面ライダーV3の怪人みたいだ。

閻魔様、て書きましたけどホントにそうか(そもそも台湾に閻魔大王という概念があるのか)は分からず。ただ地獄の裁判官的な人であるのは間違いないでしょう。

ともかくこの「十八地獄」、進むたびに様々な地獄を凝った仕掛けで見せてくれるアトラクションなのです。アトラクションと言ってよければ。もしくはお子様の情操教育用でしょうか。罰当たるとこうなるぜ!てな。

各地獄はストーリー仕立てになっていて、まずは裁判官が咎人の罪状を延べ、処刑人たちがグイングインとモーター音も豪快に痛めつけられていきます。十八地獄というだけあって処刑もいろいろで、


油で顔面焼いちゃうぞの刑とか、

熱い棒を抱かされちゃうぞの刑。

こちらはロードローラーだッ!の刑。鬼も重機乗るんですね。


見てのとおり部屋内が暗いのと、あと内臓出したり目突いたりのそれなりにショッキングな刑もあったりするので、見せる写真はこのあたりの地獄に留めておきますが、まぁサイケデリックかつちょいグロ。日本にも似たような地獄アトラクション、何カ所かありますが。あと似てるというと、秘宝館。知らないこどもは大きくなったら行ってみよう!

ちなみにお客さんは自分以外は後ろからカップル2組。一種のお化け屋敷感覚なんですかね?「ハッハッハッ、アイツ男ひとりで来てやがるゼ!」とか笑われてたんだろうか。切ない…。これもまたプチ地獄。


各地獄にはこんな罪犯すとこんな罰喰らっちゃうよ、という説明書きが。
最後は輪廻の部屋。一応救いを与えて終わります。


そんな地獄巡りの後は、あの龍の体内部分に入って「天界」が見れるらしいのですが…この日は工事中だったらしく、入れないとのこと!地獄エンドか!


やむなく出口を選ぶ。
回転ドアだけど刺さりそうだ。


と、一部は工事で見れなかったものの日本ではありえない強烈展示を見れた麻豆代天府。なんというか、かなりテーマパークというかアトラクション度高い。台湾のマジメに信仰してる人たちがこれを見てどう感じてるのかはわからないけども、この楽しんで見れる感じは日本にはないですよねえ。浅草寺とかは出店も多いし、ちょっと近い?信仰でありつつも楽しんでくれよ、的な雰囲気はいいなあ。


観光地の前には名産だの食堂だの、はどこも同じ。


何カ所か見れない場所はあったけども、ともかく往復8時間かけて行った甲斐はありました!観光ガイド本に載ってない所に一カ所くらい行っておくと、終わってからの旅の満足度が変わりますな。知らない所に行ってこその旅ですな。願わくばこんな強烈な所に!

お昼食べれなかったので帰りに駅弁。

台湾は奇抜なもんだけじゃないよ

台湾旅行は観光地巡り以外はひたすら飯が美味かったという記憶ばかり。特にある食堂に入ったら隣が台湾の国会議員とマカオの議員さんでアルコール50度以上ある酒を飲まされ、鍋を食わされとえらくご馳走になったり。アジア諸国では食い物ではナンバーワンだなあ、台湾。


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